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June 23, 2008

偵察衛星のカメラを考察する

Ikonoscamera_s

 mixiの某所で商用画像衛星イコノスのカメラが上げられていたので、それをネタに謎に満ちた偵察衛星のカメラについてちょっと考察してみたい。
 ところで商用画像衛星のカメラがわかったところで、それが本物の偵察衛星のカメラの参考になるのかと思う方もいると思うので、まずは現状の商用画像衛星がどの程度のものなのか最初にちょっと説明する。以前も書いたように実は商用画像衛星の撮影精度はすでに軍用衛星に肉薄している。現在運用されている第二世代衛星で解像度は50cm(地上50cmの大きさの物まで撮影可能)、さらに2011年に打ち上げ予定の第三世代衛星に至っては解像度は25cmにまでなるというのだ。ちなみに最新の偵察衛星であるアメリカのKH-12の解像度は15cm以下(推測)とされているので、それに肉薄するレベルに達しているといえるだろう。もちろん日本を含め他の国の偵察衛星はこうした商用画像衛星にも及ばない。

 そんな訳で光学系に関してもまた、軍事偵察衛星と商用画像衛星は似通った物である可能性は高いだろう。ジオアイ社のWebによると最新の商用画像衛星「イコノス」ではミラーレンズを使った光学系を使っており、光学系全体の大きさはW:1524mm,H:787mm、重量109kgで10000mm/f14.3のスペックを持つという。これを23cm四方の画像センサーで撮影するようになっている。
 要は超巨大なミラーレンズを付けた空飛ぶデジカメと言うべきものであるが、全ての数値が桁外れに大きいところがものすごい。

 それにしてもこれ以上性能を上げるにはいったいどうしたらいいのだろう。「すばる」に使われているような動的支持装置を組み込むのだろうか。


参考Link:ジオアイ社、新しい商用リモートセンシング衛星の開発へ まなにえ

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