ブランドバブル崩壊の兆しなのか
自分の知っているごく狭い範囲の話だけなのかも知れないが、ブランドものが以前ほど売れなくなっている気がしてならない。
例えばロレックスの中にミルガウスという種類の時計があるのだが、これは非常に人気があって中古価格で200〜300万円台で取引されている代物だ。その人気に便乗しようとしたのかは分からないが最近これが復刻され、定価60万ちょっとのものが一時は100万を軽く上回る価格で売られていたのだが、これが再び値下がりして今では70万ぐらいまで下げている。もちろん、今でも生産しているものなので品薄が解消されれば定価に近づくのは不思議ではないが、売り出されてから半年足らずで定価に近づくのはちょっと早いと思うのだ。
さらに顕著なのはライカのレンズで、以前も話題にしたノクチルックスは生産中止が決定して一時は70〜80万ぐらいまで値上がりしたのが、今では50万を超えると買い手がつかず、所々で売れ残っているという。メーカーの方は調子に乗って最終ロットの100台を限定品として桐箱に入れて170万ちょっとで売ろうとしているそうだが、案外手ひどいしっぺ返しを食らうのでは無いだろうか。
そういえば、ビジネスニュースに載っていたがトヨタの高級車レクサスが思った以上に苦戦らしい。いよいよ日本でも本当の意味の富豪層を除けば、こうした贅沢品にまで手が回らなくなってきているのかも知れない。そうした点で本当の金持ちしか買えない超高級品がどの程度売れているのか気になるところだ。
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