最近買った本をいくつか
・コワーい土地の話
題名がやや釣りっぽいが中身は結構参考になる。現役の不動産業を営む著者が明かす土地売買(それも主にマイホーム向け)にまつわる様々な落とし穴や注意すべき点を実例を交えながら解説している。それにしても公簿上と実際の土地の面積が違う話や、一見普通の道路でも法律上は道路扱いじゃないので立て替えが出来ない土地の話など、これを読むと普通の人はマイホームは買えなくなってしまいそうな怖い話が満載だ。だが、実際に建築設計の仕事をしていた身としては、ここにある話はよくある話だから困ってしまう。(しかも土地とは無縁そうなマンションや建て売りでも、建築は建築で同じような落とし穴はごまんとあるので、油断が出来ない)
それにしても一生に一度の買い物だ。少なくともこれくらいは買う前に本書を読んで勉強して置くべきだろう。
・まるいち的風景
家電メーカー「TAMATA」が開発した行動トレース型家庭用ロボット「まるいち」。自らの感情はおろか喋ることも無い、純粋な機械として書かれたロボットが浮き彫りにするのはヒューマンな人間の姿だった。
インプレスのRobotWatchの記事でも取り上げられ、本当のロボット開発者からも推薦されただけあってこの漫画は面白い。そして実際に家庭用ロボットが出てきたらどうなるかと言うシミュレーションと言う点でもこの話はすばらしい物になっている。ロボット好きなら一度は読んでみることをお勧めする。
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