« 夜の風景を2枚 | Main | 新自由主義の終わりと増税と高福祉の社会へ向かう日本 »

September 24, 2008

今後、不況の到来とインフレの進行そして中間層の没落が起きるだろう

 将来の予測と言えばどんなジャンルでも当てにならないものと相場は決まっているものだが、それでも今週の日経ビジネス(9月22日号)から中央公論までそろって珍しく今後の日本経済に関して「共通見解」とも言える意見が載っていたので取り上げる。
 それは今後日本でも景気減速に投入し中間層の没落とインフレが進むというものだ。もうとっくに起きてるじゃないかと思うのは私を含めて多いとは思うが、興味深いのはあの日経までもが日経ビジネスで特集を組み、具体的な数値を上げてこれを論じていると言うことだ。記事の中ではダメージを受けるのは若者世代に限らずこれまで優良顧客(プライム層)のはずだった50代も含まれると警告を鳴らし、このままでは消費の落ち込みから企業収益の減少を招きそれがさらに賃金抑制を招くという負のループの陥るとまで書いてあるが、つまり日経の新聞を中心とした主な読者層ですら没落が始まっていると言うことだろう。
 もちろん私のようなそれより下の年齢層では更にダメージは深刻だ。既に十分ダメージを受けていると思っている人は多いだろうが、現状はまだ序の口でこれからますますひどくなると言う。
 いくつかの記事ではその処方箋として、金利を上げて円高に誘導するべきだと言う意見を採り上げているが、それは私も同感だ。これまで続いた好景気で利益を得ていた中心は輸出企業だが、その利益は十分に労働者に分配されたとは言い難い。それならば円高にすることで石油や食料など消費者が直接影響を受ける輸入品の価格を下げることで埋め合わせをするしか無いだろう。そしてもしそれが出来ないのであれば、記事中にもあるようにインフレに突入し負のループに陥ることになるか、最悪の場合何らかの「カタストロフ」が起きる事で決着がつく事になってしまう。
 なおその他に個人や個々の企業単位での対策ものってたが、これが実に身も蓋もない話しかなかったのには苦笑してしまった。要は「もう国は当てにならないから各自で何とかするしかない。これまでも景気が良いと言いながら輸出企業など一部の所しか利益が出ていなかったが、分け前にありつきたかったら黙ってみてないで同じ土俵(要はグローバルな全世界相手に商売するなど)に上がるしかない」と言うのである。今後の日本はだいぶ厳しい世界になりそうだ。
果たして我々は無事生き延びられるのだろうか。

|

« 夜の風景を2枚 | Main | 新自由主義の終わりと増税と高福祉の社会へ向かう日本 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/76620/42573418

Listed below are links to weblogs that reference 今後、不況の到来とインフレの進行そして中間層の没落が起きるだろう:

« 夜の風景を2枚 | Main | 新自由主義の終わりと増税と高福祉の社会へ向かう日本 »