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October 29, 2008

インテリア撮影の話

 たまには仕事周りの話を書く。先日書いたインテリアの撮影の件だが、結局いつまで待ってもられないので平日の午前中にちゃっちゃと撮ってしまうことにした。

 インテリアの撮影はアウトドアほどではないものの、太陽の状態は重要だ。特に自然光を売りにする住宅ではもっとも気持ちよさそうな感じに日が差す時期に撮らなければならないからだ。そのため可能なら建物の方角や窓の位置が分かる図面をもらい、更に万全を期すなら事前にロケをしてどの時間にどう日が差すかを確認する。とはいえ常にベストな状態で撮れるとは限らない。そんなときは建物にある照明+補助光を使う事になる訳だ。ちなみに補助光に関してはクライアントの要求やカメラマンの方針でも変わってくる。極力自然光にこだわるケースもあるし、逆に人工光を駆使してライトアップするケースもあるからだ。
 ちなみに私は(機材があまり無いというのもあるが)なるべく元からある光りだけで撮る方だが、それでもそれなりに準備が必要だ。写真では肉眼よりもはるかに照明器具の色の違いが目立つので、場合によっては照明器具のランプを交換したりフィルターをかまさなくてはいけないし、どうしても暗いところが気になる場合や天気が悪い場合には追加のライトを用意しなくてはいけないからだ。
 それにしてもインテリアの撮影は以前よりはずいぶん楽になった気がする。デジカメのおかげでフィルムを沢山持ち歩かずに済む上に、演色性が上がったおかげでライトも蛍光灯が使えるようになったからだ。特に電球型蛍光灯が進歩したのはありがたい(*)。窓から日が差し、蛍光灯と白熱灯が混在している部屋と言うのは(色味が違うせいで)昔は悪夢のように撮るのが大変だったのだが、今では単純に色味を揃えるだけなら、みなこれに取り替えてしまえば済むからだ。とは言えこうした利便性の向上は良いことばかりとは限らない。以前も書いたが、ある程度のクオリティの写真を撮るのが簡単になれば、逆にわざわざプロに頼まないですます人たちが増えるからだ。とは言え撮影の利便性が今後も上がっていくのは避けられない。今後写真で食べて行くためには単にそこそこ綺麗な写真を撮れる以上の「何か」が必要になるのだろう。

*:更に付け加えるならデジカメの場合、ある程度こうした色味の補正を自動でやってくれる上に、Photoshopなどと組み合わせればさらにきちんと修正できる。

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