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October 09, 2008

実は危険なエレベーター

 以前「最新住宅の落とし穴」と言う話を書いたが、実はそれと同じ理由でさらに危険なものがあるのを知っているだろうか、それが高層住宅におけるエレベーターである。
 シンドラー社製のエレベーターで死亡事故が問題になったのは記憶に新しいが、実は住宅設備の中ではエレベーターの故障率は意外に高い。ちょうど最新のSAFETY JAPANで「エレベーターに今日も誰かが閉じ込められている」と言うタイトルで扱われているがその件数は1日に25~30件。1年間では約1万件ものペースだと言うのである。もちろんその大半は短時間閉じこめられると言った小さな事故ではあるものの、そのうちのいくつかは機械の故障が生じており放っておけば深刻な事故につながるものだった。また、これらは平時の時の数値である。大規模な災害などでが生じた場合、この数値は何百倍にもふくれあがる。事実、2006年8月14日におきた首都圏大停電では70件以上も人が閉じこめられる事故が発生し、停電の混乱もあって救出が遅くなったケースも多発した。
 幸いこのときは停電だけですんだから良いものの、地震などでは同時に火災も発生する。そうなればどのような惨状になったかは想像するまでもないだろう。
 皮肉なことにこれでも日本のエレベーターメンテナンスは世界一コストをかけているという(参照)。そのため逆に高層住宅では極力エレベーターを減らして住戸を押し込むのがディベロッパーの腕の見せ所になっている有様なのだが、かえってそれがエレベーターの依存度を下げて非常時の安全性を高めているのはまさに皮肉な話である。

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