一万人以上の署名を無視して「ベルク」立ち退きを計るルミネ
何回か取り上げているベルク立ち退き騒動が新しい局面を迎えたので書いておく。以前、今年の3月一杯までに立ち退いて欲しいと言う話が出てからしばらく音沙汰が無かったので一段落したと思ったら、ベルクのwebによるとまた来年の3月までに立ち退きを迫られているというのだ。しかも今回一万人以上の立ち退き反対の署名を渡したにもかかわらず、それについては全く反応が無いという。
しかも今回のルミネの立ち退きを迫るやり口はきわめて陰湿なやりかたをとっている。まず定期的に更新しなくてはいけない様々な契約の中にさりげなく「この条件に違反したら立ち退きます」と言う文面を忍ばせて、それを口実に立ち退きを迫ると言うものである。しかもこうした契約はわざと解釈次第でいくらでも広く取れるように書いてあり、一見至極もっともな内容でも(例えば防災関係で貸し主に不利益を与えたなど)普通の業務で抵触しかねないものになっているようなのだ。さらには賃貸料を一方的に値上げ宣言したり、まさに法に触れないぎりぎりの方法で追い出しを計っていると言う。
もちろんベルク以外にもこうした方針に反対しているテナントは数多くあり、現状ルミネはテナントとの裁判沙汰が「数え切れないほどある」状況だ。さらにはいくつかのメディアやmixiのニュースにまで取り上げられて、裁判を争っているテナントには多くの支援者が傍聴に来る状態になっている。mixi内のベルクのファンが集まるコミュニティの書き込みによるとルミネ側の弁護士もこうした状況は苦々しく思っているようで、裁判中にベルクの話題が出た途端「傍聴席にもベルクの支援者が来ているようですね!」と声を荒げてひどく狼狽している有様だったという。
所詮大手には敵わないと言う冷めた意見もあるようだが、こうした状況を見る限りまだまだ状況を覆す事は出来そうだ。第一こうしたルミネのやり口を聞けばいやでも応援したくなるではないか。是非ともみんなも直接ベルクで署名に協力するなり、口コミで広めるなりして協力して欲しい。
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