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January 13, 2009

土鍋のご飯の炊き方の話

 昨日の話のついでに土鍋でご飯を炊く方法について書いてみたい。
 まず重要なのは、よく土鍋のご飯の炊き方で○合の時は最初強火で○分などと書いてあるものが多いが、実はあれは当てにならないと言うことだ。と言うのは夏と冬とで水温も違うし、コンロの火力も家庭ごとに違ってくるので一概に○分と言うことが出来ないからだ。
 そのせいもあって炊飯機能付きガスコンロが無いとガスレンジでご飯を炊くのは面倒だと言う意見も耳にするが、実は簡単なこつがある。それはなるべく肉厚な土鍋を使い(蓋も肉厚な方が望ましい)、最初は強火で炊き、ゴボッと言う音がしてわき始めたらすぐに火を止めるのがポイントだ。
 肉厚の鍋を勧めるのは、それだけ熱が均一に回り炊むらが起きにくいのと、蓋の重みでしっかり蒸せるからである。ただし肉厚な分、火を弱めても余熱ですぐには冷めない分、沸いたと思ったら早めに火を弱めないと、後からばんばん沸き続け吹きこぼれる元になる。そのためにもよく耳を澄まして沸き始める音を聞き逃さない事が重要なのだ。
 まあ多少吹きこぼれたところで生煮えよりはましである。土鍋炊飯初心者は最初は多少吹きこぼれるのを覚悟しても沸いたのを確認した方が良いだろう。一度沸いてしまえば後は土鍋は簡単だ。肉厚な鍋なら火を止めて、好みによって吹きこぼれない程度にごく弱火で数分炊いた後、後は15分程そのまま放置して蒸せば出来上がりだ。
 ちなみに土鍋の良いところは蓋が圧力釜のかわりになるせいか、時間がないときは普通の炊飯で必要な最初に30分ほど米を水に浸しておく時間をはしょっても結構美味しく炊ける事である。
 そんな訳で我が家では炊飯器無しで暮らしている。

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