負の仕事ループの話
仕事が説破詰まってくると昔経験した負の仕事ループを思い出す。
当時の職場は仕事が長いこと取れなかった事もあり、危なげな仕事も含めどんな仕事でもかき集める状態だった。おかげで私は原発の仕事や(別に現場仕事ではないのでこれは割の良い仕事だった)、教祖が逮捕された某教団の仕事(オウムではないがここは大変だった。打ち合わせに行ったスタッフが拉致された事もあった。)までもやる羽目になり、結局会社を辞めることにしたのだった。
ここまで極端では無くても、引き受け手が少ない仕事と言うのはそれだけリスクがあると思って良い。そういえば今、派遣切りで仕事を選ばなければいくらでも仕事があると言う人があるが、そうした仕事はなにかしら理由があるから人が足りないと言うことを知るべきだ。農業にせよ介護にせよ低賃金で有名だし、またこの時期に人を集めている白木屋・魚民などのをやっているモンテローザなどは社長が何度も労働基準法違反で書類送検された曰く付きのブラック企業として知られている。また会社対会社の仕事でも問題のある取引先は結局いろんな理由で代金が回収できなかったり、無茶な要求を突きつけられて持ち出しになったりして結局は仕事をすればしただけ損をする事にもなりかねない。
そして時代は巡って再び「100年に一度」と言われる恐慌がやってきた。ふと周りを見渡すといつの間にかこうした負の仕事ループの罠があちらこちらに口を開けていないだろうか。
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