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March 24, 2009

西松献金問題の影に隠れる大光脱税事件とキヤノンとの関わり

 世間ではすっかり西松献金問題の影にかき消されてしまう形になったが、今日の産経新聞のニュースによるとゼネコン最大手「鹿島」(東京)が大手精密機器メーカー「キヤノン」(同)の関連工事でつくった裏金をめぐるコンサルタント会社「大光」(大分市)グループの脱税事件で新たな展開があったらしい。以下にその一部を引いておく。

 ゼネコン最大手「鹿島」(東京)が大手精密機器メーカー「キヤノン」(同)の関連工事でつくった裏金をめぐるコンサルタント会社「大光」(大分市)グループの脱税事件で、大阪市のコンサル会社社長、難波英雄容疑者(61)が、大光社長の大賀規久容疑者(65)から脱税の協力報酬として3億円前後を受領していたことが23日、捜査関係者の話で分かった。
 起訴状などによると、大賀被告らは、鹿島がキヤノンの関連工事を受注できるよう仲介し、鹿島から裏金や正規の手数料を受領。一部を除外するなどの手口で、平成18年9月期までの2年間に、大光の法人所得約22億5300万円を隠し、法人税約6億7500万円を脱税。18年7月期の匠の法人所得約1億6400万円を隠し、約4900万円を脱税したとされる。
 事件の原点は、大賀規久被告と御手洗冨士夫キヤノン会長との蜜月関係にある。大賀被告はその関係を背景に、キヤノンとビジネス面での結びつきも強かった。捜査関係者によると、キヤノンの工事を受注したい鹿島は、大賀被告の“言いなり”となり、裏金工作に手を染めたとされる。(中略)
一方、御手洗氏は大賀被告の介入を「夢にも思わなかった」としているが、鹿島側に「大賀さんの言うことは御手洗さんの言うこと。逆らえなかった」と言わせるほど、大賀被告に“利用”されたことは、道義的責任を免れない。ブローカーの暗躍を許したキヤノンと、裏金体質から脱却できなかった鹿島という日本のリーディングカンパニーの企業倫理が、事件を機に改めて問われることになるだろう。

 以前も取り上げたようにこの事件は単なる脱税事件では無く、経団連会長でもある御手洗冨士夫キヤノン会長も関わった巨大な疑獄事件に発展する可能性が少なくない。しかし、ただでさえ必要な特捜部の人員は西松事件に割かれてしまい、マスコミでもほとんど報道されないのが現状だ。
 この時期に民主党小沢代表をターゲットにした西松事件を捜査することに関しては一部で様々な憶測が流れているが、実は一番得をしているのは経団連とそのトップ御手洗氏ではないのだろうか。

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