« 今日の自転車ログとフォームの小話 | Main | ダルカレーとインド風オクラの炒め物を食す »

September 14, 2009

政策が拙くても民主党政権で景気が回復する理由

 まだ稼働する前から民主党政権の経済政策の批判を耳にする。ネットはもちろんの事、一般のメディアでもよく見かけるようになってきた。持ち上げてから落とすと言うマスコミの作法通り今後はさらに批判記事も増えるのだろう。
 もちろん民主党の経済政策はちょっと調べただけでも不安を感じたり疑問を感じる点も少なくない。今後の経済成長の見込みが乏しく、高齢化が進んでいる現状では突き詰めてしまえば「財源はどうするのか」と言うことに行き着くからだ。そして再分配となればどんな分配方法でも負担が増える方には堪らない。特に目玉の一つである子供手当は既に損するケースの方が多いと言う批判が出始めているし、民主案では実は一般家庭が一番の負担になるとも言われている。
 しかしそれでも私は案外景気は良くなっていくのでは無いかと思っている。その根拠は単純なものでこれで景気が良くなると思っている人が結構多くいると見ているからだ。事実、今回の選挙結果を批判するつもりで書いているのだろうが「私の周りにもこれで少しは良くなってくるに違いない」と言う人が多くいて困ると言う話はネットでちょくちょく見かけるし、私の周りにもそうした意見は少なくない。そして私的な感想だがそういっている人たちの多くがネットとは無縁の60歳以上の人たちだったりするのである。
 しかし高齢者が景気や社会がこれで良くなってくると思うのは悪くない。景気を良くする要素としてお金を持っている人たちがため込まないでせっせと使ってくれなければならないからだ。そして日本の資産の多くはこうした高齢者達が持っている。内閣府/野村総合研究所の資料によれば60代以降の年齢層だけで過半数を占めているのである。
 そしてこうした事を反映していそうなのが最近の日経平均のデーターだ。株式市場は美人投票と言われるように株式価格は人々の気分が反映されやすい。これが選挙が終わっても特に下がる様子もなく平均値は緩やかに上昇を続けているのだ。
 もちろん実際に政権運営が始まれば様々な問題が発生し、景気が先折れする可能性は否定できない。しかしそれまでにはまだタイムラグがあるだろう。そしてそのタイムラグこそが案外、民主党政権の助けになるかも知れないのだ。なぜなら人々はゆとりが無くすぐに成果を求めているが、実際に経済政策の効果が出るまでの間に景気を良くさせるのはこうした「気分」しか無いからだ。上手く「景気が良くなりそうだ」と言う空気が盛り上がってしまえば後はほっておいても(そこそこ)上手くいく。そうなれば皮肉な結果だが民主党が何もやらなくても(やらなかったからこそ)景気が良くなる事になるだろう。

|

« 今日の自転車ログとフォームの小話 | Main | ダルカレーとインド風オクラの炒め物を食す »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/76620/46200069

Listed below are links to weblogs that reference 政策が拙くても民主党政権で景気が回復する理由:

« 今日の自転車ログとフォームの小話 | Main | ダルカレーとインド風オクラの炒め物を食す »