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November 04, 2009

3Dプリンターが一般でも手の届くものになっていた

 3Dプリンターを知っているだろうか。普通のプリンターが紙に印刷するのに対し、3Dプリンターはその名の通りデーターを立体物として出力する事が出来るプリンターである。つまりコンピューター上で立体モデルを制作すれば、それがそのまま現実のモデルとして取り出すことが出来るのだ。
 これまでは品質そして何より値段がネックでそれこそ工業製品の試作などの専門的な分野で細々と使われてきただけだったが、たまたまこの前ググったらいつの間にか凄いことになっていた。他のPC製品同様このジャンルでも低価格化が進行し100万円ちょっとで購入できる製品が出てきたおかげで、街のDTPショップの様に一般の人が持ってきたモデルデーターを出力してくれる所まで出てきていたのだ。おかげで立体フィギュアを中心に既に利用が始まっていて、探すといろんなサイトがヒットする。
 とはいえまだ3Dプリンター自体はまだ一般の人が気楽に買える値段ではないし、出力されたモデルも結構がんばっているとはいえ、食玩などで目の肥えた人にはいまいちだ。
 だが数年前に調べたときよりもはるかに安く・高品質の出力が得られるようになっていたのには驚いた。案外このペースなら下手をすると数年後には下手な造形士はいらなくなってしまいそうで恐ろしい。
 3DCGが個人のパソコンで作れるようになってただソフトが使えるだけの3Dデザイナーが淘汰され、デジカメの普及で簡単な物取りやカタログ写真はカメラマンに頼まれなくなったように、こうした流れは全ての分野に広がっていくのかも知れない。デザイナーとしては面白くも恐ろしい時代になったものである。

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