「 金星探査機「あかつき」に初音ミク絵を搭載する署名」に見るtwitterの力
2010年度打ち上げ予定の金星探査機「あかつき」に初音ミクのイラストを載せようと言う運動が盛り上がっている。興味深いのはそれを巡るtwitterでの運動だ。これまでもネットでいろんな運動が盛り上がった事は数多いが、twitterで面白いのはそのスピードの速さとインターナショナルぶりだろう。
もちろん、ネットでの運動のスピードが速く大きな影響を与えたのは今回に限らない。過去には本や映画に結びついたことも数多いし、リアルに影響を与えたこともあるからだ。しかしそれでも今回のスピードは凄かった。これはtwitterを巡る様々なネットサービスが充実していることもあるだろう。例えば以前、私も使用したTogetterと言うサービスを使えばtwitterのやりとりを直ぐにまとめてwebで公開できるし、Wikipediaのでも使われているwikiサービスを使えば、あっという間に万人がやりとりしながらwebで一つの文章を編集できる(これは前からあったが)。
そしてもう一つ面白いのはtwitterと言う国際的な環境らしく運動がワールドワイドに広まっている事だろう。既に署名ページを見てもらえば分かるように、この運動は各国語版が用意され、署名自体も各国から集まりつつあるのだ。とはいえ運動の中心は日本でこれらの各国語版も主に日本で用意された物ではあるが、それでも日本語に加え英・中・韓版が用意されているのは驚きだ。しかも各国語版はこれだけには留まらない。twitter上ではこれに加えフランス語版とロシア語版が作られている状態だ(実はロシア語版の翻訳は私も関わっています)。
それにしても韓国語は別として、翻訳されたページが英・中・仏・露と宇宙開発主導国なのは興味深い。これも運動の中心が宇宙開発好きの人たちだからだろうか。


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