第4回MMD杯本選を見て思う
ニコニコ動画の「第4回MMD杯本選」が凄いことになっている。何のソフトをつかっていかほどの時間をかけて作っているのか見当も付かないほどの高品質作品の目白押しだ。しかもどれも作り手が楽しんで作っているのが感じられるのが素晴らしい。
とはいえ映像制作を仕事にしている立場から見ると、どうしても複雑な気持ちがわいてしまう。一つは純粋にこれだけの技量を持った人たちがどんどん増えてくると言う脅威として、もう一つは制作現場の大変さといろいろな問題を知っている身として、こうした人たちが仮にプロになってからも楽しんで映像を作り続けられるのだろうかと言う点で。
こんな感情が沸くあたり既に自分はロートルになっているのかも知れない。昔の自分なら刺激を受けて競争心をかき立てられる事はあっても決して脅威には感じなかっただろうし、自分自身も様々な困難が立ちふさがろうと映像を作ることが楽しくて仕方なかったからだ。
とはいえ自分が取れる道はあまりない。新たな映像制作に挑戦するか違う道を探すかだ。幸か不幸かどちらの選択もまだまだ出来る。だが近いうちに結論を出さないといけないのだろう。
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