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April 29, 2010

フリーランスが増える本当の理由

 何カ所かで最近フリーランスとして働く人が増えていると言う話を聞く。それ自体は自分の実感とも合っているのだが、ちょっと違うと思うのはそれを巡る考察だ。様々な理由が挙げられているが、基本的に最近フリーになった人は別に自ら希望してなったというよりは会社が潰れたり縮小したりしてやむなく独立した人が多いのに、自ら志望してなったように見られているようなのだ。確かにじり貧になって行くのを座して待つよりは独立した方が良いという人も多いだろう。だがこうした人達とて景気が悪くなければ独立を選択したかは怪しいものだ。

 その点、アメリカの分析は明白だ。米『CNN Today』紙に“Freelance is the new full-time”と題したフリーランスに関する記事が2009年5月4日付で掲載されているが、ここでは不景気でフリーランスが総労働人口の26%に増加していると書かれている。
 多くの仕事がアウトソーシング化している米国と違い、日本ではフリーランスの替わりに派遣やバイトが替わりになっているケースが多いが事情は似たようなものだろう。皮肉なのはアメリカではフリーランスと言う働き方をする人たちが多く、またフリーランスに対しても社員と同等以上に扱う文化があるのに対し、日本ではこうした社外の人を社員より下に見る文化があると言うことだ。米国の労働文化が日本よりも良いと言う気は無いが、こうした点はもっと向こうを見習って欲しいものだ。
 とにかく、今後は日本でもデザイン・IT・マスコミなどの分野を中心にますますフリーランスが増えてくるに違いない。だが勘違いして欲しくないのは独立した人の中にはやむなくそれを選択せざる得なかった人もいると言うことだ。

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