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May 31, 2010

みんなのうた「魔法の料理」を聞いて思い出す事

昼のNHKラジオ「英語5分間トレーニング」を聞く前に最近いつも流れているのがこの曲だ。ずっと気になっていたのだが、たまたまTVで見る機会があってすっかり曲と映像に惹かれてしまった。

なんだろう、YouTubeのコメントなどを見ると歌詞に込められた深い意味に共感している大人達が多いけど、自分の場合は他にもいろんな想いが引き出される気がする。それはイラストレーションや絵本と言う媒体で一時期仕事をしたからかも知れない。そう、この曲に付けられたアニメーションは昔、自分が憧れ目指したタッチや世界観だったからだ。
 イラストレーションでも漫画でも絵を描く人間は皆それぞれの作風を持っている。だがその作風は当然ながら自分の目指すタッチと100%一致するものではない。技量の問題や、仕事の媒体の性格などからどうしても制約は出てしまうし、またあるタッチや作風を極める時間を考えると、そうとう器用な人でも無い限り複数の作風を使い分ける事は難しい。
 この曲の世界観やアニメーションはそうした自分が身につけられなかった、あるいは切り捨ててきた世界観を思い出させるのだ。それでも10年程前に一度、作風の幅を広げようとこうした世界観に挑戦してみた事がある。たまたま小説の表紙の仕事を頂けたり絵本の仕事が来たからだ。だが結局それはうまく次の仕事につなげることは出来なかった。ある雑誌の仕事では楽しそうなあるいは幸せそうなイメージを求められたが「なんか苦しそうなんですよね」と編集の人に言われてしまった事もある。
 それが能力の問題だったのか、たまたまタイミングでそうした方向の仕事に繋がらなかったのかは判らない。だが時々こうした方向の作風が描けたらどうなっていたのだろうと今でも妄想するのである。

 案外それはこの曲にも歌われている子供への想いにも繋がるのだろう。昔読んだ漫画「BM ネクタール」の中に登場した大佐(カーネル)が、主人公達子供を守って最後の戦いの最中に「これまで考えたことも無かったが案外、子供を持つのも悪くなかったかもしれないな」と言う台詞を吐くのだが、独り身の自分も何故かひどく共感を覚えるからだ。

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