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May 14, 2010

画像の翻訳の話

 映像制作の仕事をしているとよくあるのだが、ある画像を別の媒体に置き換える作業と言うのが発生する。広義にとらえればラフやコンテから完成画像を作る作業も入るので、それこそ全ての作業が当てはまると言っても良いだろう。
 ところで最近は映像制作ツールの進歩によって、コンテ段階でも完成品レベルのものだったりする。また良くあるコンバート作業、例えばあるゲームをPS3からxBox 360に移植したりするときは一見するとほぼ同じクオリティの表現能力なので、画像を置き換えるときもほぼ同じクオリティで移す作業になってくる。
 ところが実はこれが難問なのだ。一見すると同じ表現能力を持つ媒体同士でも絵を出す仕掛けは全く異なっていたりするので、単に素材を移し替えただけでは全く違う仕上がりになることも少なくない。だが発注者側から見れば一見同じような絵が出せるハードからハードに移し替えるだけなのに、どうして絵が変わるのだと言う話になってくる。ましてや時間もお金もかかると言われればなおさらだ。
 そんな訳で元の素材がそのまま使えそうな仕事程、後でもめる可能性が高くなる。

 同じような表現能力を持っていても日本語から英語に翻訳するとニュアンスが変わるように、映像も媒体が変われば同じ素材から作ったも見た目が変わる。そして翻訳が単に単語を入れ替えただけでは出来ないように、映像もまた素材を入れ替えるだけでは済まないことを判って欲しい。

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