« 尾根幹走行メモ | Main | 湯島聖堂散歩写真 »

July 26, 2010

日本が福祉国家に舵を切る日

 社会福祉の話になると必ず北欧の様な高負担高福祉国家の話が出るが、大抵その後に人口一千万に満たない国と日本を比較しても意味がないと言う話や、既に財政的に厳しい日本が福祉に避ける予算など無いと言う話になって終わってしまう。またマスコミやネットなどでは定期的に日本は法人税が外国に比べて高すぎるのでそれを下げて、その分を消費税で賄うべきだという話が上がってくる。
 こうした論調を見ると日本が福祉国家に舵を切る日など来るなどとうてい思えないかも知れないが、結構早くその日は来るのでは無いかと思っている。

 理由は至極簡単だ。選挙で圧倒的な割合を占める団塊世代がまもなくリタイアし、社会福祉を必要とする層になるからだ。しかもリタイアしてしまえば法人税など関係ない。また収入も年金が中心になるので所得税が上がっても痛くもかゆくもない訳だ。
 こうしてあと数年もすれば彼らは自らの利害の為に、消費税反対、法人税アップ、所得税アップを叫び、声高に福祉の充実を望むだろう。そして圧倒的な数をバックにそれらの多くは政策に反映されるに違いない。こうして日本は福祉国家に舵を切るのである。
 だがはたしてこれで団塊ジュニアやワーキングプアーは救われるかと言えば話は別だ。恐らくこうして増強された福祉の大半は老人世代に振り分けられ、若者は例え貧困にあえいでいても「まだ働けるだろ」と言う理由で福祉からは見捨てられるに違いない。
 かくして団塊以降の世代は福祉国家になっても見捨てられ続け、彼らが福祉を大手を振って受けられる年代に達した頃には既に日本は経済破綻しているのかも知れない。

|

« 尾根幹走行メモ | Main | 湯島聖堂散歩写真 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/76620/48977043

Listed below are links to weblogs that reference 日本が福祉国家に舵を切る日:

« 尾根幹走行メモ | Main | 湯島聖堂散歩写真 »