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August 18, 2010

クワスを作る

Kvass_01

Kvass_02

 ロシアの伝統的な飲み物の一つにクワスがある。ライ麦パンやライ麦粉をイーストで発酵させた飲み物でなんでも向こうでは自動販売機や移動販売車で売っている程ポピュラーなものらしいが、日本には全く入ってこないようでついぞ売っている話を聞いたことがない。
 噂では日本人にとってはそう特別美味しいものでは無いそうだが、手に入らなければ飲みたくなるのが人の性というもので、とうとう手に入らなければ作ってしまえと言うことでこの前の日曜日に作ってみることにした。
 向こうの家庭では手軽に作られているだけのことはあり作り方は簡単だ。ライ麦パンかライ麦粉を焦げ目が付くまでオーブンで焼き、それとレーズン・リンゴ・レモンと共に沸騰したお湯に入れ、それに砂糖とハチミツを加え、冷めたらドライイーストを加えて後は1日から3日程発酵させれば濾して瓶に詰めて出来上がりである。(興味がある方はググって欲しい)
 さすがは向こうの料理と言うべきか、それとも各家庭ごとに作っているからか調べると様々な差異があり、更に飲み方も瓶に詰めて少し発酵させて炭酸をとけ込まして飲む方法や、飲むときに砂糖やハチミツを加えるなどいろんな作り方・飲み方があるのだが、とりあえず今回は手に入る材料と失敗を避けるため砂糖とハチミツを最初に加えて発酵させ、最後にペットボトルに詰めて2次発酵させてみた。
 グラスに注ぐとまるでビールのように泡が立ち、飲むと入れたはずの砂糖やハチミツの甘味が消えてすっきりした酸味に変わってる。どうやらこの暑さで予想以上に発酵が進み糖分がみなアルコールと酸になっているようだ。おかげでちょっと酸味の強いビールのような味わいでどちらかというと昼より夜に飲みたくなる味である。
 本場のクワスは未だ飲んだことが無いのだが、果たして今回の自家製クワスは本場の味をどこまで再現しているのだろう。

8/19追記:この手の発酵食品らしくちょっと砂糖を足して冷蔵庫で一晩おいたらぐっと美味しくなった。ほんのりとした甘味と風味はどことなくパンのようで、さすがは「パンのお酒」と言われるだけのことはある。

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