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September 06, 2010

危険な美食

 たまたま雑談でバラムツの話になった。バラムツと言うのはググってみれば判るが深海魚の一種で見てくれは凶暴なものの、体にはたっぷり脂がのっていて食べると実に美味い(何でもマグロ以上らしい)魚らしい。
 ではなんでそんなに美味いのに流通してないのかと言うと、実はこの魚の脂は人間には消化できないワックスエステルの為、大量に摂取すると皮脂漏症(皮膚から油が漏れる病気)を起こしたり、下痢や腹痛を起こすという様々な症状を引き起こすからである。だがそれでもググってみると食べてみたというレポートは後を絶たない。つまりはそれくらい美味しいと言うことなのだろう。
 同様に美味いけど危険なものにベニテングダケがある。見た目はいかにも毒キノコという外見だが、こちらも旨味成分は松茸などをはるかにしのぎ実に美味しいらしいのだ。しかも見た目のイメージよりは毒は少なく、地方によっては塩漬けにして食べてる所もあるという。
 他にもイヌホウズキ(発汗、下痢、腹痛などを起こす)なども台湾の一部で食用にされ、これも食べてみた人によるとこれまた美味しいものらしい(特に生食が最高)。

 こうした話を聞くとついつい食いしん坊の自分としては食指がそそられてしまうのだが、さすがに試す勇気はない。だが試してみる人の気持ちはよく判るのだ。こうしたチャレンジャーのおかげでフグなどが食べられるようなったのだろう。

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