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October 17, 2010

意外な日常知識の隙間

 誰でも知ってそうな事でもそれに縁がない人にとってはまるっきり判らないと言うのは良くある話だ。ある人にとっては料理かも知れないし、またある人にとってはパソコンの使い方だったりする訳だ。
 自分にとってはそれはヘアメイクだろう。会社に勤めていた時もデザイン系の会社でスーツとは殆ど無縁だった上に、その後はフリーランスのデザイナーなどをやっている関係で、きちっとした格好とは殆ど無縁だったせいもあり、洋服はともかく髪の毛までは全く頭が回らなかったのだ。ようやく最近になって、いくらきちっとした格好をしても髪の毛がそのままでは駄目だという事がわかって、たまに整髪料などを見てみるがはっきり言ってよく判らない。しかもファッション誌は細分化されていて今更何を読んで良いかも判らないし、そもそも入門書的なものはなかなか見つからないのである。
 それでも良くしたもので、最近のネットはぐぐれば何でも書いてある。得てして検索上位に来るものが企業ページと満月過ぎの蟹のようなWebばかりなのはご愛敬だが、意外にWikipediaが役に立つ。Wikipediaと言うと不毛な編集合戦や一部の記事の内容の偏りなど批判的な話も良く聞くが、結構基礎的な事で充実した記事があったり、サブカル分野などでは結構役に立つのだ。

 そしてもう一つの長年の謎が女性のファッションと化粧である。男兄弟の中で育った男にありがちなように自分も全くこの手の事は判らなかったのだ。
 実はデザインやイラスト・写真の仕事をしていると結構これがウィークポイントになってくる。イラストレーターや漫画家はもちろんのこと、それ以外のジャンルでも意外と「人」を扱うことは多いのだ。ところがその時に女性のファッションと化粧が全く判らないのでは話にならない。(実は仕事では無いものの何かのやりとりで女性の服や下着の話になったときスリップだったかシミーズだったか何かえらく的外れな事を言って大笑いされたのは内緒だ。)周りを見回すと、確かにカメラマンの知人はファッション専門の人でなくてもファッションと化粧に詳しい人が多いが、これもモデルさんに指示を出すときに必要になってくると考えればよく判る。
 女兄弟も無く、こうした職業に縁がない男性の場合いざ結婚して始めてこれらのことを知るのだろう。それが笑い話を生むうちは良いが、たまに嫁さんが倒れたときに買い物一つ任せられないと言われたと言う話を聞くと、こうした自分に縁が無さそうな知識でも知っておいたほうがいいのかも知れない。

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