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May 21, 2011

海外からの放射線線量計はどこに行っているのか

 以前「福島にガイガーカウンターを送って欲しい」と言う件で記事を書いたが、それに関連して以前から聞いていた現場に放射線線量計が届いていない件について書いてみたい。

 福島原発事故以来、多くの国から放射線線量計が送られた事は、いろんなところで報道されているので知っている方も多いと思うが、これらがどこに行ったのか気になって調べてみると、それらの多くはまだ成田空港や各地の倉庫に保管されたままになっていると言う。
 詳しくはYoutubeに上がっている参議院の厚生労働委員会のやり取りを見て欲しいが要約すると米国から4万台、英国から249台、仏から360台、カナダから5154台、ロシアから400台、韓国から20台、フィンランドから50台と合計で約5万台もの放射線線量計が届けられているが、これらの多くは検品待ちと言う名目で成田空港や各地の倉庫に保管されたままになっていると言うのである。
 答弁相手の外務大臣官房 武藤審議官がのらりくらりと答えていて要領を得ないが、要するに検査を通らないと使用出来ないので倉庫で検査を待っている為だと言うことらしいが、これは奇妙な回答だ。と言うのは以前ウクライナのメーカーから線量計を送ってもらうために調べた時にわかったのだが、求められている規格はアルカー社と同一水準で単位系がマイクロジーメンス/Hなど同一の単位表示と言う欧米の一般的な規格を満たしていればいい筈なので、少なくとも欧米諸国から送られたものならばメーカーさえ確認すれば殆ど検査する必要は無いはずなのだ。またもし仮に検査が必要であっても(一台一台検査するならともかく)もう2ヶ月近くも経っているのに終っていないのは不自然だ。
 こうして見ると線量計を渡してデータを取られるのがいやなので政府・官僚がサボタージュしているのではないかと穿ってみたくもなるものだ。こうした事態が続く限り、政府は深刻な放射能汚染を隠蔽していると言われても仕方が無いだろう。

2011/9/11追記:再び今日のNHK日曜討論で今度は自民党石原伸晃氏が4~5万の線量計は数値がまちまち。市民に線量を計らせないようにしないといけない」と発言したので再度調べてみたところ、なんと上の画像関連がごっそり削除されている事に気がついた。たしかに許可を得てないTVの画像かも知れないがこうした映像は残しておくべきだろう。だから政府に都合の悪い情報が隠蔽されていると邪推されるのだ。
 ちなみに肝心の線量計が現場に届かない件はどうやら届いた線量計をどこに振り分けるか意思決定者が不在な為、権限の無い個々の役所では対応できないというのが実情らしい。それにしても「外国から線量計を誰がどこに振り分けるか」など決まってないのが当然なのだから、こうした時こそ政治家が動くべきなのに肝心の政治家たちは権力闘争に明け暮れて何も決めないのだから呆れてしまう。

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