人に優しい家電とは
この前、ちょっと大家さんの所に用があって寄ったところ捕まって電話機のFAXと留守番電話の設定をしたのだが、その時に思ったのだが今の家電はどうしてこんなに複雑化しているのだろう。
例えば先程の電話で言えば留守電・子機への転送・親子機間の通話機能・メッセージの録音・迷惑電話撃退機能・FAX・コピー・キャッチホンやナンバーディスプレイなどの電話会社のサービス対応モードなど山のような機能が付いている上に、更にその中から様々なオプション(例えば迷惑電話の撃退なら撃退パターンの選択など)を選べるようになっているのだ。機能が多いだけなら別にいいのだが、これを2行のカタカナとアルファベットと数字しか表示されないディスプレイとダイヤルを含めたボタンで指定しなくてはいけないのだから大変だ。さすがにメーカーもこれから高齢化が進む中これではいけないと思ったのか「らくらく設定モード」なども付いてるのはいいのだが、これを利用するためには結局最初に述べた機能と同じように膨大なメニューからボタンで呼び出さなくてはいけない上に、延々と音声メッセージで「◯◯を押してください」を聞かされて、間違えると頭からやり直しと言う設定になっている。
以前、ネットで一見凄そうなお掃除機能付きエアコンが実はそれが付いているために、自分で掃除が出来ない上に故障時に修理を難しくしている原因になっている話を見たが、どうしてメーカーは人に優しい機械を作るために間違った方向に向いてしまうのだろうか。
何でもヨーロッパでは未だにON/OFFしかないオーブンやレンジが売られていると言うが、日本でもせめて選択肢の中にそうしたシンプルな機種を入れて欲しい。
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