Главные Конструкторы Космоческой Эпохи(宇宙時代の偉大な設計者)
この前取り寄せたВеликих Побед в Космосе(宇宙における偉大な勝利)を辞書片手にポツポツ読んでいる。その中でちょっと面白いのは後半のГлавные Конструкторы Космоческой Эпохи(宇宙時代の偉大な設計者)のコーナーに書かれたソ連・ロシアの宇宙開発の功績者の紹介が、エンジニア、宇宙飛行士の順になっている点だ。日本だとどうしても宇宙飛行士にはスポットがあたるものの、実際に現場で働いている人間にはあまり目が向けられない印象があるのだが、ここらへんがお国柄の違いが出ているようで面白い。正直、日本ももっと現場の人間にもスポットが当たるべきだと思うのだ。
ところでこの紹介されている人物のタイトルがまた振るっている。訳してみるとまるで小説や映画のタイトルのようなフレーズになっているのである。それともう一点面白かったのは、紹介されている人物の順番だろう。最初にソ連宇宙開発を牽引した中心人物と言われるコロリョフが来るのは当然ながら、それ以後が外国からだと「誰?」と言う人物がかなり頭の方に来ていたり、逆にかなり後ろの方に回っていたりするのである。どうやら順番はジャンルを問わず重要度で振り分けられたようで、重要だが地味な発射台や通信システムなどの担当者が冒頭に着ているのが興味深い。
本当は各人物の業績なども含めて詳しく紹介したいところであるが、残念ながらまだそこまで読みこなせてないので今回はほんのさわりだけ紹介したい。
セルゲイ・コロリョフ
※冒頭の彼だけタイトルが無い。逆にそれが名前だけで偉大さが判るだろうと言う感じで凄みを感じる。
グルシュコのエンジン
ヴァレンティン・グルシュコ
発射台を作った男
ウラジーミル・ヴァルミーン
宇宙の航海士
ニコライ・ピリューギン
(ミサイル及びロケットのジャイロスコープ及び自立制御装置を開発)
偉大な無線技術者
ミハイル・リャザンスキー
(レーダー及び衛星・惑星探査機用の無線システム開発)
クズネツォワのジャイロスコープ
ビィクトル・クズネツォフ
(R-7のジャイロスコープなどロケットの慣性誘導装置と自立制御装置を開発)
チェロメイの遺産
ウラジーミル・チェロメイ
(プロトンロケット、サリュートの元となったアルマズ宇宙ステーションなどを開発)
ウクライナの巨人
ミハイル・ヤンゲリ
(SS-18などの多くのICBMを開発)
まだまだあるがとりあえずこんな所で。
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