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December 31, 2011

電力に関して思ったこと

 大晦日なので思ったことをたらたらと書く。

 今年は福島第一原発の事故に伴い原子力発電に関する議論をあちこちで見た。自分は正直な所、原発を止めて今の社会を維持するのは不可能だと思うが、これまでのように電力を自由に使える社会を維持するために発電能力を高めていくのも無理だと思っている。
 とは言え節電は困難だ。節電どころか電力は周波数が変動すると複数のモーターを使って同期させてるようなラインはそれだけで駄目だし、電圧変動が起きれば加熱などの行程があるものがやられてしまう。瞬間的な停電なんか有った日にはラインは完全に止まってしまう。
 だがこうした安定したインフラを前提にした右肩上がりの社会がいつまで成り立つのだろう。多くのインフラは維持するだけでもコストが掛かる。つまり安定した電力の前提には安定した収入や税収が必要なのだ。
 しかしご存知のように日本の財政は極めて危ない。そして地方に限れば経済的には既に破綻している所も多いのだ。電力は税金とは別に徴収されているのでこうした影響は受けにくいとは言え、それでも社会・経済全体が縮小しつつ有る中、いずれは電力システムも縮小せざる得ないだろう。
 そうなれば上に書いた様な不安定な状態になる前に、電力システムを安全に縮小する必要がある。発電所の新設を止めて老朽化したものから新しいものに替え、状況によってはバッサリカットする必要もあるだろう。
 そして重要なのはそれに合わせて社会も、これまでのように自由に電力を使う事を前提にしたシステムを替えなければならないと思う。そのためには電力を使う側が安定した電力供給を前提にしないシステムに移行しないくてはならない。逆にそれが出来れば今の電力供給はピーク時の使用料を前提にしているのでまだまだ余裕はある筈だ。
 幸い普及しつつあるハイブリット車や電気自動車のインフラは容易にこれらに利用できる。つまりこれらのバッテリーを使って通常時は電気を貯めて、ピーク時に足りなくなった時に利用すればいいのである。またこうしたシステムが出来れば太陽電池も今よりはるかに使い勝手のいいものになる。複雑な制御の必要なスマートグリッド化した送電網を使わなくても、太陽電池で発電した電力はバッテリーに蓄積して同じように利用すればいいからだ。
 またこうしたシステムがあれば災害に対してもいまよりずっと堅教になる筈だ。後はどこかがこうしたハイブリット車や電気自動車と太陽電池や送電網を上手く組み合わせたパッケージを、安く手軽に供給すればいい。
 どこか早くやってくれないものだろうか。

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