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February 13, 2012

スピリタスの使い方

 最低、週に一回はBlogを更新しようと思っていたのだが危うく間が空いてしまうところだった。
とは言え書けるネタも大して無いので、ちょっとした与太話としてスピリタスの使い方を書いてみたい。
このお酒は現在市販されている中ではアルコール度数世界最高の酒として知られるだけあって、さまざまなネタにされているばかりではなく、ちょっと大きな酒屋でも割と簡単に入手出来る。
 それにしても不思議なのはそんなに各地の酒屋に置かれるくらい売れているのかと言うことだ。まさかこんな度数のお酒を飲む人がそういるとも思えないし、本場ポーランドのように果実酒を作っているにしては不思議と実際に作っているという話を耳にしない。保存が効く酒でもあるので店頭のディスプレイ用品になっているのだろうか謎である。
 ところでこのスピリタス、本場ポーランドではどうして飲まれているのか、そもそもどうしてこんなに度数が高くなったのだろう。Wikipediaによれば「狩人が携帯して森で手に入る水を混ぜて飲んだり、家庭用消毒薬として戸棚に常備したり、家庭でチェリーなどの果実を漬け込んで果実酒を造るのにも使用され、そのまま飲む習慣はない」との事だが、確かに調べてみるとNalewka(ナレフカ)という一般名称で様々なものを漬け込んだお酒が作られているようだ。ポーランド人曰くアルコール以外の不純物が少ない分他のお酒よりも漬け込んだものの味を引き出せると言うことだが、もちろんそれだけで度数が高いお酒を作ったわけではない。肝心のソースの本を忘れてしまい記憶で書いているので間違っているかも知れないが、確か小泉武夫氏の書いた本のどこかに書かれていた世界各国のお酒の話によれば、なんでも狩人が山に入るときに度数の高いお酒を用意することで荷物を軽くし、更には飲用以外の他の用途(怪我などの治療用)に流用出来るようにしたのが始まりだと言うことだ。
 そんな訳で本場ポーランドでは未だにこれで消毒したり更には拭き掃除(!)に使ったりしているそうだ。
 実は自分もスピリタスを備蓄しているが使い方は同じである。主にビン詰めの際に煮沸消毒するのが億劫な時にこれで拭いて代用したりしているのだが、それ以外にもCDプレーヤーの読み取りヘッドの調子がわるい時のレンズクリーナー代わりに使っているのだが特に問題は起きていない。まあCDレンズクリーナーの成分表を見れば大半はアルコールなので心配はしてなかったが、それにしても想像以上に音質も回復したのには笑ってしまった。

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