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January 02, 2013

私が地方分権主義者を止めた訳

 少し前まで自分は政府の介入は最小にして個々の問題は個々で解決させれば、自分たちが当事者なのだからベストな結果になると思っていた。もちろんその為の権限や予算はきちんと支給すると言う前提なのは言うまでもない。各自で解決しろと言ってもその為のお金や権限が無ければ、単なる弱者に被害をしわ寄せする口実になるだけだ。
 しかし武雄市阿久根市の事例などを見るにつけ、地方分権にせよ市場にせよ各自が自分たちで問題解決にあたっても、多くの所では肝心の長となる人物が独裁者になったり、あるいは無能で混乱を撒き散らすだけになるだけだと思うようになってきた。
 そして所謂ブラック企業の問題も同じ構図だと思うのだ。 日本には一応、労働基準監督署と言う企業が労働基準法を準拠しているかを指導・監督する部署があり、ILO条約81号と言う国際的な条約でもその設置が求められているにも関わらず、現実には人手不足と民業圧迫を避けるという理由からよっぽど悪質じゃない限り取り締まわれる事は無い。
 では自由競争と(労働者の)選択の自由の結果、労働者の環境が良くなったかと言えばご覧の通り、ごく一部の会社では素晴らしい福利厚生が実現され、高い生産性も上げてるが、多くの所ではそうなってないのが実情だ。
 そして地方分権が今よりも徹底すれば、いまの企業のようにごく一部の地域では十分な福祉や雇用が実現されるものの、多くの地域では今以上のディストピアが現れるに違いない。しかも皮肉なことに住処を変えるのは会社を変えるのと違い、受け入れ側では選べない。介護・医療サービスを充実させた結果、東京から「介護難民」が流入し自治体の財政を悪化させていると言う記事が以前、毎日新聞に載っていたが、せっかく住民サービスを充実させても人々が自由に移動できるかぎり、より低い環境に全体は最適化されて行く事になるのだろう。

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