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June 15, 2013

スキルを維持する困難さについて

 長年CGデザイナーの仕事をしてきたが、最近3DCGソフトのスキルを維持するのが困難になってきている。多くの道具やソフトに依存する仕事同様に3DCGもソフトやパソコンが無ければ話にならないのだが、ソフトを維持するのが金銭的に辛くなって来てるのだ。
 この業界の定番ソフトと言えばAutoDesk社から出ているMAYAとMAXが筆頭だが、どちらも50万から100万円近くするソフトでとても個人では手が出ない。それでもこれまでは何とか金額を捻出して手元に置いてあったのだが、コンピュータ側のOSのバージョンが上がると動かなくなってしまうのだ。もちろんアップグレード料を払ってバージョンアップすればいいのだが、バージョンアップ代ですら20〜30万もするのでそう簡単には払えない。設備投資がかかると言えばカメラマンなどもかなり掛かるとはいえ、少なくともカメラは放っておいても使えなくなる事は故障でもしない限り無いが、ソフトの場合はそうは行かない。パソコンやOSも古いものを使い続けるなら使い得ないことは無いのだが、数年単位で新しい技術が出てくる上に、放おっておくとコンピューターウィルスの危険まで増えていくコンピューター業界に置いて古いソフトやハードを使い続けると言うのは事実上不可能といっても良いだろう。
 それでも企業所属のデザイナーや個人の作風が売りの個人作家ならまだ何とか出来る道がある。サラリーマンなら会社でソフトやハードを買ってくれるし、作家なら「何で作ったか」ではなく「何を作ったか」が売りになるからだ。しかし悲しいかな、自分の様なフリーランスで企業と契約してプロジェクトを受ける仕事(しかもゲーム系)では、クライアントが使っているソフトを熟知しているのが必須条件になってくる。しかも3DCGソフトはバージョンが上がる毎に見た目や使い方まで激変するので、常にキャッチアップしなくてはいけないのだ。
 幸か不幸か今の仕事では映像制作ソフトのAfterEffectsや2DのphotoshopやIllustratorが中心なのでこちらは何とか維持しているが、正直な所3DCGを何とか維持するかそれとも切り捨てるか微妙な段階になっている。

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