モスクワ・サンクトペテルブルク旅行記2
3日目(9/5)
朝から雨でしかも寒い…
Дожить идут с утра и холодно....
ちなみに今日のモスクワの最高気温は9℃。観光する気力が萎える天気。
赤の広場
クレムリン
なお、クレムリンは行ったら閉まっていた。最大の敗因は昔買ったガイドブックがまだ使えると思っていた事だろう。4年前の情報では行った先の店が無かったり、博物館が取り壊されてたり内容が別物になってたり、今回のように行った日が休館日だったりした。今はネットで最新情報が確認出来るので事前にネットで調べるのがいいと思う。
クレムリン入り口側の噴水では何かの撮影をしていた。写真だと判りにくいが大雨で気温は10℃以下と言う日で、凄く寒そう。
あまりにも天気が悪く寒いので早々に赤の広場の側の巨大百貨店グム(ГУМ)に避難する。
ГУМ百貨店内部、こうしたアーチの掛かった吹き抜け空間が全部で3つ繋がっていて中は物凄く広い。まさか中で迷うとは思わなかった。
ГУМの中でも何かの撮影をやっていた。
ГУМの中にある、ソ連時代の食堂を模したスタローバヤNo57のディスプレイ。この他にもソ連時代のショーウィンドウがグムの中に幾つか再現されていた所を見ると、ロシアでちょっとしたソ連ブームが起きていると言う噂は本当なのかも。
ビュッフェ式なのでロシア語が出来なくても気楽に注文できるし、ちゃんと英語のメニューもあるあたり、観光地にあるお店らしい。
ご覧のように店内はソ連時代の内装を模していて、使えるか判らないが当時の水の自販機まで置いてあった。
注文した黒パンやボイル肉やキエフ風カツレツ。ここまで凝ってるのにクワスが無いのが残念。
これまでモスクワで食事をして思うのは全ての食べ物が美味しい事だ。ただロシア人に人気のあるお店に行って見ると、わざわざ自国の料理を外で食べる気は無いのか、フレンチやイタリアンだったりするのはしょうがない。あとモスクワの物価は高く普通に食べると日本よりも高くなる事も多い。
この日は天気のせいかあまりついてない日だった。モスクワ在住の方と待ち合わせをしたのだがトラブルで会えず、その後に行ったモスクワ現代美術館もロシアアバンギャルドの作品が沢山あると書いてあったのに少ししか無かったのだ。屋外の無料で見れる彫刻は面白かったのでそれだけ見れば良いと思う。
自分にとってあまり面白い作品は少なかったが幾つか面白いものもある
屋外の彫刻。こうしたユーモアにあふれた彫刻が他にも色々ある。屋外展示は無料なのでここはこれらだけ見れば良いと思う。
そんな事もあり、最後は雪辱を晴らすべくロシアアバンギャルドの金字塔の一つ。シャーボロフスカヤのラジオ塔に行ってきた。地下鉄Шаболовская駅を出ると直ぐ目の前にラジオ塔が見える。周りの人にとっては日常的な光景で関心を払う人はないが、やはりこの目で見るだけの価値はある。Wikipediaに上がっている写真ではライトアップされているものもあるのだが、古い塔で電飾は付いてないのにどうやっているのだろうと見たら、塔の足元に照明用のライトが設置されていた。
シャーボロフスカヤのラジオ塔。ウラジーミル・シューホフによって1922年に作られたラジオ塔。ロシア革命後初の大型構造物で当初はもっと高い塔になる予定だったが資材の不足で現在の高さになったと言う。
最後にモスクワの巨大な本屋「Лом Книг(ドム・クニーギ)」に行って来た。さすがはロシアのジュンク堂に当たるだけあって凄い品揃えだ。特にロシアは読書文化が強いのか金箔を貼った美術書とかもあって面白い。また戦争考古学と言う雑誌や、軍事・宇宙開発の雑誌が一杯あるのが凄いと思う。ロシア軍の制服・装備の本や、ロケットエンジン開発の技術書、ミサイル防衛の全てや大気圏高層の迎撃アプローチの専門書まであってロシアの出版文化の層の厚さを感じる。ちなみに自分はいつもの宇宙開発雑誌のНовости КосмонавтикиとツポレフTu-144本(世界の傑作機のロシア版みたいな本)を買って来た。他にも「ミグの全て」とか気になる本は一杯あった。
それにしても今日は雨の中歩き回って思ったが、ロシア人は傘をささないのだろうか。結構本降りだったにも関わらず傘をさしている人は半数程度に過ぎなかった。あと今回のモスクワ歩きで一番役に立ったのはiPhoneアプリのYandex.Metroだった。モスクワの地下鉄網を検索するアプリだけどGPSと連動したり、電波が無い状態でも動作したり、時間・最短ルートを出したりしてくれて大助かりだった。(露語のみ)
夕食はユースホステルの側のНовый Фрбат通り沿いにКищМищと言う中央アジア系のロシア料理を出す店が有って、結局ここでいつもここで食べている。
名前や内装を見る感じ中央アジアをイメージしたお店のようで、ラグマンなどの中央アジア系の料理が充実している。ここで初めて本場のラグマンを食べることが出来て満足。
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