多摩川沿いの最後の川茶屋「たぬきや」で飲む
振り返ると多摩川と月が広がっているだけで、不思議と幸せな気分になる
だいぶいい感じに日が暮れてきた
目を上げると京王相模原線の高架橋を走る電車が見える
タイミング良く今日は中秋の名月の日で、しかもスーパームーン直前と言う絶好の月見日和だった
夜も更けてきてちょっと肌寒くなって来たのでおでんを食べる
後ろ髪を引かれながら帰路につく。また来よう。
多摩川沿いに残る最後の川茶屋「たぬきや」に行ってきた。一部の酒飲みの間で天国に一番近い居酒屋と言われている評判と、本当に多摩川河川敷にあるトタン屋根のお店というギャップに興味津々で向かったが、結論から言えば天国に一番近い店と言う噂は本当だった。焼き鳥も焼きそばも一見極普通の屋台で売っている様な見た目なのに、目の前に多摩川と空そして中秋の名月があるとどうしてこんなに美味しく感じるのだろう。いやそれがなくても十分美味しい味付けだった。ロケーションの修正値が入っているとは言えたぬきやの料理は美味いと言う噂は本当だったのだ。
今日は朝にはしとしとと雨が降っていて湿気も多かったものの、お店に着く頃には雲も晴れ、気温も暑くもなく寒くもなくまさに最高のコンディションだった。しかも料理のコストパフォーマンスも抜群で、さんざん飲み食いしても一人二千円以下で収まるという我々の中で最高ランクのコストパフォーマンスを叩きだしたのだから素晴らしい。お店は場所柄犬や子供を連れたお客さんも極自然に訪れて一緒に楽しんでいるのも良い雰囲気だった。
そんな訳で最高のお月見を満喫できて再来を誓いつつ店を後にしたのである。
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