MAKS2019を見にモスクワに行く(5日目)
2019/9/1
この日はMAKS最終日だが、翌日9/2に予定していた博物館巡りが月曜日なので閉まっている(ロシアの博物館の殆どは月曜日が休み)と言う事に気づいて急遽予定を変更してロシア航空機マニアの聖地「モニノ空軍博物館」に行くことにした。詳しい行き方などは今回も徹底抗戦都市モスクワを参考に行ったので詳しくはそちらを読んでほしいのだが、付け加えるとモニノ駅前の商店街は本当に小さいのでそこで昼食などの買い出しはあまりおすすめできない(よく探せばあるのだが、いわゆるスーパーのようなお店はなく個人商店の集まりなのでロシア語が出来ないと敷居が高い)。あと観光客向けにだいぶ整備されたとは言え元は空軍軍事施設なのでいわゆるレストランや売店などはどこにも無いのでお昼を挟んでいくなら、お弁当などを持っていくと良いだろう(が博物館はベンチがあるものの食事をするスペースなどは特に無いので注意)。それでも時代の流れなのかちゃんとミュージアムショップが出来ていたのは面白い。
モニノ空軍博物館へ向かう道。駅から博物館まではシャトルバスなどの気の利いた公共交通機関は無いので20分ほど歩く必要がある。なお現地の人は自家用車で行く人が大半の模様。
途中にはいかにもソ連と行った歴史に取り残されたような建物や廃墟、廃校になった軍事学校などがある。軍の施設が多いので興味本位で中に入るのは禁物だ。
博物館を示すオブジェ。途中でロシア人の親子に道を聞かれて自分の拙いロシア語でちゃんと通じたか(そして自分自身たどり着けるか)心配だったがここまでくれば一安心。
博物館の正門。この日はMAKS開催日と重なっていた上に日曜日だったので結構多くの人(殆どが現地のロシア人)が来ていた。また正門の前では軽食を売る屋台が出ていた。
ソ連版B-29のコピー機Tu-4
世界最大のヘリコプターMi-12、2機が試作されたが量産されることはなかった。
Tu-16K-10-26 長距離ミサイル爆撃機型
Tu-22超音速爆撃機
西側諸国で原子力機と言う噂が流れた(もちろん通常のジェット機である)M-50試作超音速爆撃機
マッハ3クラスの超音速試作爆撃機Su-100(T-4)、飛行時には機種が上がり完全な流線型になる
Su-24戦闘爆撃機
ミャスィーシチェフ3MD“バイソンC”戦略爆撃機
戦闘機の多く特に現用機はMAKSで写真を撮りまくったので、ここではMAKSで見れなかったかつての名機や珍しい機体の写真を紹介しておこう。(単に写真の整理が面倒くさいと言うのもある)
有人宇宙航空機の空力試験機 MiG-105
展示スペースの外には期待整備用の昇降台などが置かれていた。
An-22戦略輸送機
ミャスィーシチェフ M-17 (Mystic) 高高度実験機
Post from RICOH THETA. - Spherical Image - RICOH THETA
一見すると格納庫に見える室内展示スペース。危うく見逃すところだった。
他の人の訪問記によると結構充実している筈だったのだが、展示物の多くをMAKSに貸し出しているらしく内部は閑散としていた。
高高度気球Volgaのゴンドラ。最初宇宙船かと思った。
第二次大戦中に作られたものの試作に終わったベレズニャク-イサエフ BI-1 ロケット戦闘機
MAKSもモニノ空軍博物館もモスクワから若干離れているので、移動はエレクトローチカと呼ばれる郊外電車を使うことになる。電車で1時間ちょっとの距離。写真は空軍博物館のあるモニノ駅。
東京の東京駅や新宿駅ほどではないがモスクワの主要駅も広大で、最初は乗り場がわからずに1時間近くさまよう羽目になってしまった。写真は郊外に向かうエレクトローチカの乗り場。なんとヤロスラフスキー駅とレニングラーツキー駅の間の広場に見えるこの場所をまっすぐ進むと乗り場があるのだが、最初はてっきり駅の建物の中に乗り場があると思って随分迷ってしまった。
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