MAKS2019を見にモスクワに行く(6日目)
記事を書くのを先送りにして更新を怠っていたらもう11月の中旬になってしまった。MAKSに行ったのが9月の頭なので2ヶ月以上経っている。そろそろ記憶が怪しくなってきたので早く旅行記を書き上げなければいけない。
2019/9/2
そんなわけで6日目の話に戻るがこの頃から体調がだいぶ怪しくなってきて、特に熱があるとか風邪の症状があるわけでもなく、また別に変なものを食べたりした記憶もないのにお腹を壊してしまった。普通にしていると特に具合が悪いわけではないのだがとにかく食べられないのが困る。またこの日は月曜日でモスクワの殆どの美術館や博物館などが休みなので、とりあえず入れなくても良いから前から気になっていたムゼイ・イストリイ・ヴァエンノ=モルスコヴォ・フロタ・ラシー(モスクワ海軍博物館)に行ってきた。外から係留されてる潜水艦とエクラノプランを見るだけでも行く価値がある。何故かロシア海軍歴史博物館は日本語の情報も行ったらレポートもほとんど無いので是非自分に代わってちゃんと開いてる時に行ってレポートして欲しい。エクラノプランや潜水艦の中も見れるらしいのだ。
どうせ中は見られないのでまずは外観を見ようと博物館自体はモスクワ運河の西側にあるのだが、対岸のヴォドニ・スタジオン駅から降りて運河の対岸からエクラノプランと潜水艦Б-396を眺めることにした。結論から言うとこれは失敗で思った以上に運河の川幅が広い上に微妙に影になってあんまり良く見えなかった。だが別の収穫としてこのモスクワ運河はどうやらモスクワからの豪華客船クルーズの発着港になっているらしく、近くから見ると巨大な建築物にしか見えない巨大な豪華客船を何隻も見れたのは収穫だった。
モスクワ運河客船ターミナル - Spherical Image - RICOH THETA
対岸からはクルーズ客船の影になって係留されている潜水艦もエクラノプランもよく見えない。
そこで地下鉄を乗り継いで対岸のスホドネンスカヤ駅に向かい、そこからセヴェルノエ・トゥシノ公園を横切ってようやくモスクワ海軍博物館に到着した。余談だが写真は撮らなかったもののこのセヴェルノエ・トゥシノ公園はGoogleストリートビューで見たのと違っていつの間にかおしゃれな公園になっていて驚いた。いまだにモスクワはソ連崩壊直後の貧しくて混沌としているイメージを持っている人も多いようだが、この前のサッカーワールドカップを契機に整備が進んで今やヨーロッパでもちょっとしたおしゃれな街になっているのだ。
写真は海軍博物館の看板、ロシア語しか表示がないのがネックだが軍事博物館という物々しい名称にも関わらず一般公開されていて外国人観光客でも気楽に入れる場所になっている。
残念ながら月曜日は休館日で中は見られなかったので外に係留されている潜水艦やエクラノプラン、ホバークラフトなどを撮りまくってきた。
タンゴ型潜水艦 B-396
まるでSFに出て来そうな水面ギリギリを超高速で飛行するエクラノプラン、どんなものか説明するよりも動いてる動画を見て欲しい。
ソ連は何種類もの巨大なエクラノプランを建造したが今は全て退役しそのうちの1隻「オルリョーノク」がここで展示されている
проекта 1205(プラエクタ1205)型。ソ連最初のホバークラフト揚陸艦。
潜水艦搬入時の写真が興味深い。
博物館の帰りにセヴェルノエ・トゥシノ公園のそばのカフェで遅い昼食。何にでもディルが添えられてるのがロシアらしい。
このあといよいよ体調が悪くなってきたので一旦ホテルに戻って休憩。それにしてもロシアの公衆トイレが以前よりもずっときれいになっていて助かった。
体調が回復したので軽い夕食と観光を兼ねてグム百貨店にやってきた。
あとグムに行く途中でПлощадь Революции駅を出たら目の前に回転木馬があってビックリした。 pic.twitter.com/O9Dh1tpCSV
— Seikoh Fukuma (@doku_f) September 2, 2019
2010年代からロシアではソ連のモチーフが流行っていると聞いたことがあるが、その流れなのか単にデザインテイストが外国人にそう感じるだけなのかグムではソ連をモチーフにしたようなファッションやディスプレイが目についた。一番下の写真はソ連時代の大衆食堂「スタローバヤ」をモチーフにしたSTOROBAR No57というレストラン。観光地のど真ん中にあるレストランにしてはリーズナブルで自分でトレイを持ってバイキング形式で好きなメニューを取って最後に会計するという仕組みなので外国人にも入りやすい。
そこで食べた夕食。改めて写真を見ると平気なようで当時いかに弱っていたかよく分かる。このあと帰国後も下痢や発熱が1週間ほど続いたのだが結局原因はよく分からなかった。単に疲労だった気がするがもう若くないことを痛感させられた。
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