442 posts categorized "日記・コラム・つぶやき"

May 06, 2017

赤坂 迎賓館と新宿御苑に行く

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 最後に寄ったのは新宿副都心センタービル内にあるカフェ・ハイチ

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May 04, 2017

再び近況を書いてみる

 最近のBlogを読み直してみると仕事の守秘義務があるとは言え、延々とどこかに食べに行った話しか書いてないのでたまには近況を書いてみようと思う。と言うのもちょっと調べ物があって2年ほど前の近況を調べようとした時にここを見てみたらうわ言の様なことしか書いて無くて困ったからである。
 実は昨年末からまたも仕事では怒涛の日々でもあった。長らくやっていた遊技機の仕事が減った代わりにかつての本業のゲーム開発の仕事を再びやるようになって久しぶりに3DCGのモデル製作がメインの仕事になった事もあって、MAYAや3dMAXのリハビリに追われていたのだ。幸い長年この仕事をやっていたお陰で割りと直ぐに復帰できたのだが、なにせ3DCGの技術の進歩は早いので覚えることが沢山あった。また仕事の方もタイミングが悪かったせいもあって、昨年の秋から3ヶ月程度のスパンで仕事先が変わった事もあって結構バタバタしていたのである。(それは現在も続いている)
 とは言え仕事の方は忙しいものの結構面白かった。やはり自分はなんやかんや言っても3DCGが好きなのだろう。また昨年末からしばらくはこれまでとは全く畑違いの車関係の仕事をやる機会があって、そこで最新のグラスコクピット用のインターフェイス製作に関われたのも面白かった。この話は機会があればまた別に書いてみたいと思っている。

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January 03, 2017

あけましておめでとうございます

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島根のお雑煮2種。

 あけましておめでとうございます。
昨年は激動の年だった。主にゲームの映像制作やCG、そしてその中で使う3Dデーターを作っていたのが、いつの間にかゲームの仕事が減ってしまい、パチンコ向けの映像制作が仕事の中心になっていたのが、今度はパチンコ業界の縮小と共に仕事が無くなって来たので再びゲームの世界に戻ってきたのが昨年の初めだったのだ。だがそのまま順調に続くかと思ったゲームの仕事も予期せぬトラブルで頓挫して12月には仕事が途絶えてしまう。こんどは幸か不幸か今度は現実の計器盤、解りやすい例だとスピードメーターなどの表示用データー設計に関わることになったのだ。これまで主にゲーム向けに架空の格好良いディスプレイ表示画面を作っていたのだが、グラスコクピットの進歩によって現実がゲームに追いついて来て、遂に本当のディスプレイ表示も3DCGなどによって表示される時代が来たお陰である。
 プログラマー30歳引退説ではないがゲーム開発者やCGデザイナーも50歳60歳になった時の将来像はよく見えない。自分もそんな事を意識する歳になりつつあるが、なんとかプラットホームを変えつつも3DCGで食い続けていきたいと思っている。

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December 18, 2016

ようやく種子島でロケットの打ち上げを見れた(2日目)

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 2日目の朝は宿の朝食が8時だったので、いつも通り7時には起床する。朝が早いのもまるで田舎に帰省しているみたいだ。なんでも宿の方は普通は畑で作物を作っているそうなので、朝が早いのも当然かもしれない。お陰で宿の食事も自家製野菜や果物がふんだんに使われていて実に美味しいのだ。この日の朝食は典型的な日本の朝の食事で魚、具だくさんのお味噌汁、サラダ、卵、納豆と言った献立に、デザートにヨーグルトに自家製マンゴーの手作りジャムまで付いてきて大満足だった。いつも食事は隣室の夫妻と食堂で取っていたのだが、話を伺うと二人は特に宇宙ファンと言う訳ではなく小惑星探査機はやぶさがきっかけでロケットの打ち上げに興味を持ったという。こんなところでもはやぶさ効果を実感する。
 それにしても今回の宿は実に快適だった。のんびりとした島の雰囲気と島の人から直接種子島のロケットの話が聞けるのは面白い。またごく普通の人でも今回の打ち上げの前にロシアの宇宙ステーション補給機プログレスの打ち上げが失敗しているのを知っているあたり、さすがはロケットの島だけの事はある。
 宿や島の面白い話もいくらでもあるが、そろそろ本題のロケット打ち上げの話に戻ろう。この日は午前中に宿をチェックアウトして夕方の高速船トッピーが出るまで、島の南端にある種子島宇宙センターを観光する。打ち上げの翌日なので施設内の多くは立入禁止だと思っていて油断していたのだが、何でもこの日も予約すれば宇宙センター内部を案内してくれる見学ツアーが行われていたらしい。残念ながら自分が気がついた時には予約が一杯で参加することが出来なかったのだが、今度来ることが出来れば是非とも参加したいと思っている。
 そんな訳で今回はツアーに参加しないと見れない管制センターなどは見ることが出来なかったので、だれでも見学できる宇宙科学技術館やH2ロケット実物大模型、小型観測ロケットを打ち上げる竹崎射場、そしてJAXAやマスコミがロケット打ち上げを報道する時に使われる関係者限定のロケット打ち上げ見学ポイントである竹崎展望台を回ってきた。ロシアやアメリカとは比較にならないとは言え、さすがは巨大なロケットを現実に運用している施設だけあって敷地内は広大で車が無いととても見て回れない。今回はレンタカーを借りて本当に正解だった。

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残念ながら今回、宇宙科学技術館は工事中で展示内容の半分しか見ることが出来なかった。

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JAXA関係者やマスコミ向けの公式ロケット打ち上げ見学ポイントである竹崎展望台

 種子島宇宙センターは世界で最も美しいロケット発射施設だと言われている。最初さすがにそれは自画自賛だろうと思っていたのだが、実際に中を歩き回ってみると本当に種子島宇宙センターは綺麗なところだった。近代的な施設が手付かずのビーチの周囲に点在しているのだ。あまりに見事な砂浜なので、砂浜には「ここでの遊泳は禁止します」と言う立て札が立っていた。因みにここ以外の種子島の砂浜も綺麗な所は一杯あって夏にはマリンスポーツ目当てに多くの観光客が来るそうだ。一度、夏にロケット打ち上げとは別に観光に来るのも良さそうである。

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小型ロケット打ち上げ施設の竹崎発射台。ここからは微小重力観測用の小型ロケット(宇宙までは行かない)の打ち上げが行われていた。こんな小さなロケットでも、万が一の事故に備えてロケット管制施設はトーチカのような窓のないコンクリートの建物になっている。

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 平日なら種子島宇宙センターの食堂が一般開放されているのだが、今回は打ち上げの翌日の土曜日だったせいもあって、またも昼食難民になってしまったので宇宙科学技術館1階のお土産コーナーでこんなものを買って水分を補給した。心なしか美味い気がする。なんでも昨日打ち上げられた国際宇宙ステーションに物資を運ぶこうのとり補給船に積まれたのと同じ水源から汲んだ水だそうだ。

 夕方に予約していた高速船トッピーの時間に間に合うように余裕を持って車で島の北側にある種子島港に戻ってトッピーを待つ間にパンとおにぎりを買って遅い夕食を取る。それにしても島の売店も売り子というよりは島のおばちゃんや娘さんがやっている感じが良い。あと大阪のおばちゃんじゃないけど何か買うとついでに飴をくれるのも良かった。

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 名残惜しいがトッピーで種子島より鹿児島に移動する。

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 鹿児島港に付いたら日が短いせいもあってすっかり日が暮れていたので、そのまま予約しておいた鹿児島最大の繁華街・天文館通りの側にあるカプセルホテルに帰投する。因みにこの名前の由来は気になって後で調べた所、ヨーロッパ文明を進んで取り入れた島津重豪公が1779年に天文観測や暦の作成などを行う施設「明時館(別名天文館)」に因んだものだそうだ。

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 せっかく鹿児島に移動したので早速、薩摩料理を食べる。種子島の時もそうだったが旅行すると地方では意外に食事できる所が少なかったり、営業時間が短かったりして結構食事難民になることが多いのだが、ここ鹿児島では地元最大の繁華街の天文館近くに宿を取ったこともあり無事に夕食にありつけた。入ったのは現地では結構有名な薩摩郷土料理の吾愛人と言うお店。ここはお一人様歓迎と案内も出ていただけあって、一人向けのセットメニューも色々とあってありがたい。

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薩摩料理は始めてだが実に美味しそうだ。

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鹿児島名物の六白黒豚の一人しゃぶしゃぶを注文した。

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締めは薩摩汁。見た目よりあっさりしててダシが凄く出てて美味い。なんでも島津藩主時代に行われていた闘鶏で負けた鶏を絞めて汁にしたのが始まりだそうだ。

当然、鹿児島らしくお酒はもっぱら焼酎が中心だったので調子にのって色々焼酎を試したせいでこのあと二日酔いに悩まされるのだが、それは当日は知る由もなかった。

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December 08, 2016

ライトマニア

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上:OLIGHT(オーライト) R50 SEEKER 下:CVLIFE YF-01
 実は知る人は知っているのだが自分はライトマニアである。ネットでは濃い人が多いのでライトマニアというとシュアファイア(Surefire)の様な軍や警察が使っている強力なフラッシュライト(結構高い)を初めとして、車のヘッドライトよりも明るい強力なフラッシュライトを一人で何個も持っている人がざらにいるので自分などはとても足元にも及ばないものの、それでも通算4個のフラッシュライトを買って、今でも複数持っている。実用性から考えれば別にライトなど1つあれば十分なのだが、つい新製品で「これまでの常識を超える明るさ」などと言うフレーズを聞くとついつい欲しくなってしまうのだ。
 おそらくこれは銃などの武器に通じる物を感じているからだと思う。日本では銃はおろか刀ですら所有は困難だし、仮に刀などを手に入れたとしても現実に使う場所は無いと言って良い。その点、フラッシュライトなら実用的だし、それでいてシュアファイアの様な軍用ライトはそれで殴ったり光で目潰しをしたりと武器としても使えるのだ。見た目もご覧の通り無骨で格好良いし、最近の超強力なタイプでは夜空を照らすとまるでレーザーの様な軌跡さえ見えるのが格好良い。
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 それでも自分の場合、最低限の自分への歯止めとして実際に日常使い出来るものと言う制約を課しているのだが、それでも持っているラインナップを見るとやや微妙なものもある。

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種子島に行く

 明日12月9日に長年の念願の一つだった種子島にロケットの打ち上げを見に行く。思えば何度かトライしたもののその都度仕事が入ったり、船の予約が取れなかったりして行けなかったのだ。
今回、幸か不幸か仕事にぽっかり穴が空いてしまったのでやっと行くことが出来るのだが、そのための準備が想像以上に面倒くさかった。何より大変だったのは、ロケット打ち上げは別に観光イベントでは無いので「こんな時間にこんな場所まで行かないといけない」と言う状況で宿や足がそれに合わせて特別に準備される事が無いことと、その割に見に行きたい人が多いので油断しているとコンサートチケット並みの倍率で宿や交通機関の切符が埋まっていくことである。何でも慣れた人曰く「(打ち上げアナウンスが出た直後の)3ヶ月前が勝負だよね」という事なので、離島という事もあって宿や交通機関のパイも限られてる中で先手先手で予定を立てていかなければならないのだが、本当に休めるのか仕事のスケジュールも不安なら、そもそも打ち上げ自体が天候やトラブルで延期もあり得ると言うギャンブル性があるのである。
 そんな訳で自分の中では下手な外国よりも行くのが大変な感じだったのだが、それもようやく終わりあとは現地に向かうだけである。まだ最後の最後まで天候や無事に打ち上げられるかは判らないが、これまでのJAXAの実績と天候を信じたい。

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December 02, 2016

久しぶりに仕事が途切れる

 久しぶりに仕事が途切れてしまった。この前3ヶ月間仕事が無くて死にかけた事があるが、あれはいつだったかと調べたらリーマンショックのあった翌年の2009年だった。当時を振り返るとリーマンショックの影響がやや遅れて日本にやってきて、何とか持ちこたえようとしたもののあらゆる仕事がとばっちりを受けたのがこの年だった気がする。そんな訳で当時何をしていたか自分のBlogを漁っていたら(こういう時にBlogは便利だ、自分はBlogやTwitterを日記兼長い遺書のつもりで書き続けている)、よっぽど暇だったのか色んな事に手を出しつつもほぼ毎日Blogを更新していた。因みにTwitterの方は同じ年には始めていたもののまだツイ廃になっていなかったのかそちらにはあまり時間を取られていないようだ。
 せっかく出来てしまった時間なので、今回は有意義に過ごしたいと思っているが、さてどうしたものか。

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November 13, 2016

怒涛の日々を振り返る

 少し早いが今年はなんだか妙に慌ただしかったので記憶が新しい内に覚書を書いてみたい。
今年は世界的に英国のEU離脱や米国トランプ氏の大統領選挙勝利などを初め激動の時代だったが(ググったら他にも例年ならそれだけで大ニュースになるような事件が山のように起きていて驚いた)、個人的にも結構慌ただしかった。単に忙しいだけならこれまでもいくらでもあったし、影響の大きさで言えばもっと大変な年もあったのだが、今年は結構量が多かった気がする。
 仕事で言えば、今年は久しぶりに本格的にゲーム開発の仕事に復帰してゲーム用のモデルなどのデーター制作に関わったり、多くの人が知っているような大作や話題作に関わることが出来たのが印象深い。仕事先も結構居心地が良くて、このままここでずっとゲーム開発の仕事をするのも悪くないと思っていたのだが、まさかの任意整理でその会社が無くなってしまい、100人近い社員の居る会社が無くなっていく様を契約と言う身分ながらそれを中から見ることになるとは思わなかった。
 また仕事で言えば今年の前半はそんな訳で面白かったものの猛烈に忙しく、休日出勤や終電近くまで作業すると言う事を久しぶりにやる羽目になった。それにしても20代の頃はこんな生活を日常的にやっていたとは我ながら信じられない、この歳になってやると少しずつだが確実にHPが削られていく感じで、風邪を引くは体重が増えて健康診断で中性脂肪値が引っかかるわで、確実に無理の出来ない身体になっているのを痛感してしまう。
 プライベートでは久しぶりに色んな事を見直す事が多かった年の気がする。仕事でもゲーム開発の仕事に戻ったことも有り、CG関係の情報をおさらいしたり、錆びついたCGツールのスキルも更新してMAYAだけでなく久しぶりに3dsMAXも使ってみた。
 後は歳のせいか、単に不摂生のせいかまた微妙に体重が増えている。よく考えてみれば今年前半にあまりに仕事が忙しくてシステマの練習に行かなくなってしまった上に、ロードバイクも復活させると言いつつローラー台でお茶を濁しているので体重が増えるのも当然だろう。休日はそれなりにトレーニングしているとは言え、以前は自転車でもシステマでも2〜3時間は普通に動いていたのが、最近では1時間くらいしか動いていないのだ。あと医者嫌いのせいもあって長らく歯医者に行ってなかったせいもあって、久しぶりに検診に行ったら案の定虫歯が二本も見つかってしまい、歯医者通いをする羽目になってしまった。やはりどんなにきちんと歯を磨いているつもりでも、定期検診はしないと駄目だった。

 実は今年はまだ一大イベントである種子島宇宙センターにロケット打ち上げを見に行くと言うイベントが残っている。これまでロシアを含め結構海外に行ったことのある身だが、ロケット打ち上げを見に行くと言うのは思っていた以上に大変で、定期的に見に行っている人たちを尊敬してしまう。すべてが3ヶ月前くらいから動かないと競争が激しくて宿や便が手配できない上に、打ち上げは娯楽イベントではないので日にちが流動的なので、全て先読みしつつ何かあったら臨機応変に対応しなくてはいけないのだ。おまけに離島と言うこともあって島の中の交通手段はレンタカーになってしまうので、長らく錆びついていた自動車運転のスキルも復活させなければならない。こう書くと結構大変なように聞こえるかも知れないが、実はミッションに向けて準備だけでなく自分の技能もトレーニングしなくてはならない所が妙に宇宙飛行士じみている感じがして、実は結構面白がっている。

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April 03, 2016

世界を変える新製品の筈だった

 それは世界を変える画期的な新製品の筈だった。
最初にアイディアを思いついた博士は世界的なエンジニアでもあり優秀な学者でもあった。
博士は自分の部下の若手女性研究員に試作機を作らせた。彼女は若手ながら非常に評価の高い研究員だった。何より彼女は相手が本当は何を望んでいるかを読み取り、その期待にピンポイントで応える能力に長けていた。そのせいもあって彼女は常に優等生で誰よりも信任が厚かった。
試作機はテスト用なのでどんな状態でも100%確実に動く必要は無かったが、もし試作機で博士のアイディア自体が間違っていたと言う結果が出ればアイディアをゼロから見直す必要があっただけでなく、試作機を作るまでに投資した少なくない時間とお金は無駄になることを意味していた。
誰でもそうだがこうした状況ではどうしても贔屓目になってしまう。まして空気を読むのに長けていた彼女にとってはどうしても成功させたい作業だった。不幸なことに彼女は針の穴を通す確率で望んだ通りの結果が出る方法を発見した。だが後に判るのだがそれは正しい動作をしたのではなく、たまたまその方法だと一見正しそうな反応が帰ってくるだけの事だった。
試作機の結果はまず部署内そして会社内で絶賛された。何よりこの画期的な新製品が出れば文字通り世界を変えるものであり、会社にも莫大な利益と名声が入ってくる事を意味していたからだ。
社内では誰も試作機の結果に異議を挟むものは居なかった。仲間である彼女を信じていた事もあるし、何よりも新製品に浮かれる社内の空気に異議を挟める雰囲気では無かったからだ。
こうして新製品は発表された。たちまち会社の株価は跳ね上がり、多くの融資先が実用化のためにいくらでも金を出すと言ってきた。
だが試作機を公開すると段々妙な事になってきた。何度テストしても上手く動かないのだ。だが社内では見直す動きは出てこなかった。何よりもここで新製品に問題があればせっかく上がった株価も多くの融資も全てが白紙になる事を意味していたからだ。
そうしているうちにやがて雲行きはどんどん怪しくなり、新製品はインチキでは無いかと言う話になって来た。
会社の株価は暴落し取引先や融資先は次々に離れていった。彼女の周りも最初は社外、次に社内からも試作機の結果を疑う声が出て来始めた。彼女の直属の上司は製品を発表する前に止められなかった責任を感じて自殺した。
これまで彼女を絶賛していた社内では一転して全て悪いのは彼女のせいだとして会社から彼女を追放した。
それは彼女にとっては納得しがたい事だった。自分はこれまで通り相手が望む結果を出しただけだったのに今回に限って非難されたからだ。何より承服しがたいのは発表するまでは誰も疑念を挟まなかったのに、後になってから周りの人間が過去に遡って批判し始めた事だった。
こうして彼女は徹底抗戦することを決意した。会社の信頼は失われ、同じ分野の会社さえ風評被害を受けるようになっていた。

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March 21, 2016

近況報告や小ネタなど

長らくBlogをさぼっていたので生存報告ではないが近況や小ネタを書く。言い訳になるがBlogの更新をさぼっていた理由はいくつかある。一つは毎度のことだが何故か毎日忙しいからだが、Blogを読みなおしてみたらなんと10年近く前から同じような事を書いていた。変わった点があるとしたら周りが結婚したり、自分を含めて仕事が変わったりして合う人や頻度が変わったのと、やることが多少変化した事ぐらいだろう。最近ではシステマをやり始めたのは良いものの、代わりに自転車に乗る時間が減って困っている。「何かを得るには何かを差し出さねばならない」と言うのはよく聞くが、自分の場合は気が多すぎて難しい。やりたいことに較べて明らかに時間が足りないのである。
せめてもの救いは最近では以前ほど異常に忙しい仕事が減ってかなり定時で終わる仕事が増え、よほどの事がない限り休日出勤も無くなった事だろう。正直な所、20代の頃のようなペースで働けるとはとても思えないのでこれには助かっている。
 もう一つの理由はBlog自体が書いていても反応に乏しく、そもそも読まれていない気がするのでモチベーションが下がっていると言うのもある。別にこんな個人のチラシの裏が読まれてもしょうがないのではあるが、書く手間を考えるとコストパフォーマンスが悪い感じがするのだ。別にこれは自分のBlogに限らずネット全体の傾向としてあるのかもしれない。自分も以前ほど他のBlogを読まないし、主に読むのはTwitterなどのSNSが中心になっている。

 後は書いたつもりで忘れていた小ネタとして、国内旅行で宿泊費を安くするためにサウナやカプセルホテルに泊まるようになってから、すっかり銭湯にはまってしまった。特にサウナやカプセルホテルでは集客の為に24時間広い銭湯やサウナに入り放題なので、それに慣れると家の風呂がひどく狭く感じるのだ。そんな訳で湯冷めしない季節には銭湯によく行っていた。今の所は大学が近くにあるせいか、見た目は凄く古い銭湯でオーナーの方ももう辞めたいと言いつつも由緒正しきスタイルの銭湯が未だに残っているのである。見た目は古く最新の設備は無いものの、これはこれで風情がある。また暖かくなってきたら時々行こうと思っている。
Ikutayu


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