144 posts categorized "ロシア"

December 06, 2016

ロシア語のロケット・宇宙開発略称2

ロシアの宇宙開発関係のページを見ていたら宇宙開発関係の略称のまとめがあったので忘備録代わりに貼っておく。以前、自分でまとめたページと重複しているものも多いと思うが、いずれ整頓してちゃんと訳してまとめたい。

АПО - система аварийного подрыва объекта;
緊急自爆装置
ББР - блок барометрических реле;
(圧力変動調整用)圧力タンク
БКС - бортовая кабельная сеть;
電力ネットワークケーブル
ГЖТ - газожидкостный теплообменник;
液体ガス熱交換器
ДУ - двигательная установка;推進システム
ЖРД - жидкостный реактивный двигатель;液体燃料ロケット
ИСЗ - искусственный спутник Земли;人工衛星
КА - космический аппарат;宇宙機(宇宙探査機を指す事が多い)
КК - космический корабль;宇宙船
КДУ - корректирующая двигательная установка;姿勢制御エンジン
КПЛ - крышка парашютного люка;パラシュートの蓋
КС - камера сгорания;燃焼室
ЛКИ - летно-конструкторские испытания;
ОКБ - опытно-конструкторское бюро;
ОР - ориентатор;
ПО - приборный отсек;
ПТДУ - пороховая тормозная двигательная установка;
РН - ракета-носитель;
РРГ - регулятор расхода газа;
РРЖ - регулятор расхода жидкости;
СА - спускаемый аппарат;
СИО - система исполнительных органов;
СО - система ориентации;
ССО - солнечно-синхронная орбита;
СТР - система терморегулирования;
СУ - система управления;
ТДУ - тормозная двигательная установка;
ТЗП - теплозащитное покрытие;
ТИМ - теплоизоляционный материал;
ТНА - турбонасосный агрегат;
ЭВТИ - экранно-вакуумная теплоизоляция.

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August 15, 2016

【報告】夏コミで宇宙の傑作機別冊「ソビエト・ロシアの固体燃料式ICBM」を出しました

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 今年も同人誌ながら商業誌レベルの内容と執筆陣の本を出している風虎通信より、再び本を出させて戴けることになったので、「ソビエト・ロシアの固体燃料式ICBM RT-1からTopol-Mまで」を頒布致しました。ソ連、ロシアにおける固体燃料ロケット開発史と構造、核戦略システムを包括した盛りだくさんの内容になります。
 実はTwitterでちゃんと宣伝したものの、Twitterでは検索エンジンに引っかからないのか、後で探すと全くHitしなかったので忘備録として記載します。そんな訳で既に入手困難ですがもし再販等で入手可能になったら再度告知する予定です。

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January 29, 2016

指小型の話

 ロシア語では日本語ほど男女の言葉の違いは無いものの、動詞が主語の性の影響で変化すると言う性質のお陰で明確に話し手が男性か女性か判るようになっている。また指小形と言う愛称や小さいものを指し示す形があり、一部の語は単に小さいものを指し示すものの、例えばсобачка(子犬)などは日本語で言えばワンちゃんと言うニュアンスがあるので、日本語同様に女性が使うことが多い。
よく外国語を学習する一番良い方法は外国人の彼女を作るのが一番良いと言う話があるが、そんな訳でロシア語で異性から言葉を学ぶと主語のの格変化の違いや指小型の使い方から女ことば(or男言葉)になってしまうという罠があるのだ。
名前は出さないものの、結構有名人のロシア関係者でもこの罠に嵌っている人がたまにいるので外国語を学ぶときは注意する必要があるだろう。
実はこうした罠はロシア語に限らない。米軍基地のマッチョな米兵がガールフレンドから日本語を学んだせいで、妙にオネエ言葉の日本語を話すという話はよく聞くし、日本語ですら日ごろ使わないジャンルの言葉が彼女(彼氏)の影響で女性化・男性化していると言う事は意外に多いのである。
かく言う自分ですら、小さい子供や動物の呼称は以前付き合っていた娘の影響で「ちっこいの」「わんこ」と言う癖がついている。

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April 18, 2015

宇宙で使うロシア語の覚書

この前、ロシアNOWに「ロシア語を学ぶ宇宙飛行士」と言う記事で、宇宙飛行士が学ぶロシア語が幾つか紹介されていたのでその覚書。

先ずは宇宙旅行者も学ぶ簡単な単語から。
「オン」(включить - vkluchit')
「オフ」(выключить - vykluchit')
「押す」(нажать - najat')

続いてちょっと複雑な言い回し
「気密性を確認する」(проверить герметичность - proverit' germetichnost')
「圧力を均等にする」(vyravnivat' davlenie)
「ハンドルを保持する」(удерживать ручку - uderjat' ruchku)

次に100ページ以上ある宇宙飛行士が学ぶロシア語の宇宙管制用語からその一部を紹介
「減速しなさい」(замедляйся - zamedlyaisya)
「加速しなさい」(ускоряйся - uskoryaisya)
「…のモードに移行しなさい」(переходите в такой-то режим - perehodite v ... rejim)
「スピードを落としなさい」(гасите скорость - gasite skorost')
「シグナルを発信しなさい」(выдайте сигнал - vydaite signal)
「現在の燃料消費をコントロールしなさい」(контролируйте текущий расход топлива - kontroliruite tekuschii rashod topliva)
「ブレーキをかけなさい」(тормозите - tormozite)
「軌道離脱噴射しなさい」(выдайте тормозной импульс - vydaite tormoznoi impul's)

これ以外にもどんな言い回しがあるのだろう。

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March 09, 2014

ロゴジンは今後の宇宙政策の主要課題を定義した

たまには宇宙・ロシアネタとして、ノーボスチ通信に掲載されたロゴジン副首相のインタビューについて訳してみた。なお、著作権的配慮(と言うか単に語学力の問題)で訳は必ずしもロシア語原文通りではありません。

(以下、翻訳記事)
ロゴジンは今後の宇宙政策の主要課題を定義した。

モスクワ発3/7のノーボスチ通信の記事より。
ロゴジン副首相は金曜日に行われていたロスコスモス(ロシア連邦宇宙局)の役員会で、ロスコスモスの2016年から2025年の主要な課題は、2040年までに宇宙技術を発展させるための基金に対する支出を増加させ、ロスコスモスと防衛庁および民間パートナーとの協力を深める必要があると述べた。
その中でも特に注意すべきことは2016年から25年までの予算は連邦宇宙プログラムの形成の為に払うべきであると述べ継続的発展の為に予算配分の重要性を強調した。
ロゴジンが特に強調したのは、今後数年間でロシアは地球近傍空間の成果を得るためにロケットの近代的な運用手段が不可欠になり、それは近年および2020年、30年、40年のニーズに応じたもので無くてはならないと述べ、また宇宙分野での国際協力の重要性を強調した。
「私達はもはや(宇宙分野における)国際レベルでの遅れを許容することは出来ない」とロゴジンは述べ、この問題では延滞は認められない事を指摘し、業界に対する技術的基金の作成を考えていると語った。
副首相に同席したロスコスモスと国防省は次世代ロケットは軍民ディアルユースに使えるもので、どのようなペイロード量と軌道であるかについて議論する必要があると語った。また開発の為に防衛庁と共に真剣に取り組むと述べた。
またロスコスモスは宇宙プログラムについては「閉じる」べきではないと述べ、特に公共・民間のパートナーシップの発展に注意を払うべきであると述べた。
なお、もう一つの側面として外部資金の調達は国際宇宙市場における役割とも結びついている。恥ずかしい事に国際市場での取引におけるロシアのシェアは3%に過ぎない

(注)とロゴジンは述べている。
注:全世界の打ち上げの40%、製造される衛星の20%を占める巨大な産業基盤がありながら、国際市場での取引におけるシェアは3%に過ぎない。

原文:Рогозин определил основные задачи космонавтики на ближайшие годы

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December 28, 2013

【告知】冬コミで宇宙の傑作機「プロトンロケット」増補改訂版を出します

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 今年も同人誌ながら商業誌レベルの内容と執筆陣の本を出している風虎通信より、再び本を出させて戴けることになったので、一昨年に出したソ連・ロシアの大型打ち上げロケット「プロトンロケット」の本を内容を更新して増補改訂版として頒布致します。あれから更にロシアの宇宙開発に関する情報も豊富に手に入るようになった今、改めて内容を見なおしてみると書き足りない情報のみならず、幾つかのミスや勘違いも見つかったので多くを書き足して、前回の1.5倍のボリュームに更新しました。幻のプロトン増強案(トーポリICBMと合体させた魔改造プランなど)や、N-1ロケット(K7-L1計画)の裏でチェロメイが密かに狙っていた幻のダイレクト月着陸計画、過去のプロトンロケット全打ち上げリストなども追記したので、会場で手にとって頂ければと思います。

*本はコミックマーケット85の3日目、12月31日(日)に風虎通信(東X07b)で頒布いたします。会場に行かれる方で興味のある方はぜひお立ち寄り下さい。なお時期と部数は不明ですが神保町のくだん書房に少数入荷するので、もし会場に行けなくて興味のある方はそちらに当たって頂くと入手できるかも知れません。

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September 29, 2013

モスクワ・サンクトペテルブルク旅行記8

8日目続き(9/10)

 Blogでは一日一記事のペースで書こうと思ってたのだが、エルミタージュ美術館の分量があまりに多かったので8日目だけは2回に分けて書くことにする。
もらった美術館案内図を地図代わりに何とか時間内に一日かけてエルミタージュ美術館を回ることが出来た。多分見落とした部屋は無い…と思う。
 それにしても評判通り凄い分量だった。これならいくらでも見て回れそうな気もするが、その前に体力や気力が持たない気がする。今回も後半は目の前に凄い絵画があるにも関わらず、だんだん感覚が麻痺してきて素通りする有り様なのだ。
 美術館を出る頃にはもう閉まる間際で、警備の為の警官の人達が入り口付近に待機していた。美術館と言う場所柄と言うわけでも無いが若い女性の警官も混ざっているのが目に付いたが、元々ロシアでは軍や警察と言ったジャンルでも女性が多いので、たまたまなのかも知れない。それにしてもロシア人は美人が多いので時々警察や軍人でも驚くほど綺麗な人を見かける事がある。今回もよっぽど写真を撮ろうかと思ったが、勤務中の警官にカメラを向ける勇気は無かったので残念ながら写真は無い。

 美術館を出てもサンクトペテルブルクは緯度が高いだけあってまだ十分に明るかったので、少々つかれていたもののペトロパヴロフスク要塞に行って来た。それにしても今回の旅行では相当歩いた気がする。

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要塞の中央にあるペトロパヴロフスキー大聖堂。歴代のロシア皇帝が葬られている。大聖堂の尖塔の高さは約123m。中も荘厳だそうだが、ミサをやっているようだったので入るのは遠慮した。
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ペテロハバロフスクの監獄博物館(正式名称不明)。どう見ても拷問博物館に見える。ちなみに看板はロシア人の知り合いの方に教えてもらったが [Влезать на Эшафот Строго Запрещено!] - 『断頭台へ乗るのは厳に禁じます』と書いてあるそうだ(笑)。

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ここでは処刑人夫の格好をした人が客寄せのパフォーマンスをしてたが、丁度見に来てた女の子が写真を取ってもらってた(笑)。このカットでは判らないがちゃんと斬首用の斧を持ってポーズも付けてる。

 今晩もピーチェルのソヴィエトカフェДачники. советское кафеで夕食を取る。3回目だと覚えられて、いつの間にウオッカが1/2杯サービスついて来た。
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 3日間通って気づいたが、このソヴィエトカフェは客層に米国人が多い。(英語で話してるのですぐ解る)。やっぱりソ連スタイルが気になるのかも。モスクワのГУМにあったスタバローヤより本格的なのでちょっと立ち寄ってみても良いかも。なお食べ物の写真が無いのは店内がとても暗く上手く映らなかった為、ここに限らずロシアの室内は日本の感覚だととても暗い所が多いのでカメラは明るいレンズのついたものが良いと思う。(さすがにストロボは大抵の場所で禁止されている)


9日目(9/11)

 ひと気のないホテルだったが、今日はイギリスから来た老夫婦と朝食で一緒になる。ピーチェルだけで1週間の予定だそうで羨ましい。それにしても久し振りに英語で話すと自分の英会話能力が衰えてるのを痛感する。それにしても今日でピーチェルも最後か。
Ох Сегодня последний день в Питер.

 プルコボ(1)空港にはガイドブックではタクシーが勧められていたが、現地のKayochikaさんより地下鉄モスクワスカ駅のバス停留所39番からバスが出ていると言う情報を教えて頂いたのでお昼にチェックアウトした後、いつものソヴィエトカフェДачникиで最後に昼食を取って余裕を持って駅に向かう。初めてのバスなのでちょっと心配したものの、現地に行くと同じように大きなトランクを持った人が居るのでそれにくっついてバスに乗る。これでなんと30P(約90円)、下手にタクシーを呼んだら少なくとも900Pはかかるのでえらい違いである。
 充分余裕を持った筈なのにプルコヴォ空港のセキュリティチェックが凄い厳格で思わぬ時間を取って焦った。横のおっちゃんなんか、靴から何もかも引っかかって切れてるし(笑)。何処の空港も年々セキュリティが厳しくなって世知辛い。ところでモスクワやピーチェルを歩いて感じた事の一つに、セキュリティの為なのかも知れないがロシアでは人の出入り出来る所に必ず人が立ってる事だ。しかも厳つい制服率が高い気がする。

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サンクトペテルブルクのプルコヴォ1空港はロシア第二の都市の空港にしては驚くほど小さく古い空港だ。シェレメチェボ空港のつもりで来たらろくな待合スペースも無く、バリアフリーなども考えられてない構造に難儀した。

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待合スペースは2Fにあるが、エレベーターも無く不便。

 チェックインした先にはそれなりのスペースがあるので、セキュリティで時間も食うので早めにチェックインした方が良いだろう。

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この便でモスクワで成田行に乗り換える。

 なおアエロフロートの乗り換え便は、前の便が遅れてもちゃんと連絡を取って次の便が待機するなどしっかりしているが、乗り換え時間は1時間ちょっとしか無い上にかなり乗り場が判りにくい(更に途中に出国検査もある)ので、初心者にはお勧めできない。幸い今回は途中で現地滞在の駐在員の方と一緒になったので事なきを得たが、一人だったら絶対に迷って時間内に乗り換えられなかったと思う。

 こうして無事に日本に帰ってきた。ロシアから帰ってくると日本のエスカレーターが凄く遅く感じる。
Я вернулся из России и теперь я чувствую, что японский эскалатор едет медленно.

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September 27, 2013

モスクワ・サンクトペテルブルク旅行記7

8日目(9/10)

 Сегодня я буду посмотреть Гос. Эрмитаж в целый день.
 今日は朝からエルミタージュ美術館を一日かけて回る予定だ。何でもエルミタージュ美術館の展示物全てを見るためには一点を1分のペースで見ても15年かかるとパンフレットには書かれているくらいの分量なので全ての展示を見る事は端から諦めて、せめて全ての部屋を回りたいと思う。それでも部屋数は(作品の入れ替え等で閉鎖された部屋などもあり変動するが)400部屋近くあるのだ。
 そんな訳で昨日の夜にパンや牛乳を買い込んでおいた。美術館内部にも食事をする所はあるものの、そこはぼったくり料金な上にたいして美味しくないとあらゆる旅行記に書いてあるので、食事は入り口を入った休憩スペースで食べる予定である。なお、エルミタージュ美術館では1985年6月15日に展示されていたダナエの絵に硫酸がかけられると言う事件があった関係でペットボトルは全て持ち込み禁止になっているので注意が必要だ。
 なおエルミタージュ美術館の開館時間はガイドブックに書かれてるのと違い、変わってる事が多いのでネットで調べておいた方が良いだろう。
 観光シーズンにはチケットを買うだけでも偉く並ばなければいけないと聞いていたので、念の為にあらかじめインターネットで前売り券を買っておいたが、いざ入る段階で前売り券は入り口側のアーチの下にある専用の窓口で本物のチケットに交換しなければならない事が判明してちょっと焦るが、幸い窓口はガラガラで、引き換えたチケットを見せると行列を飛ばして(ちなみに美術館の入り口は一般用・団体用・前売り券用に分かれている)すんなり入れてくれたので助かった。なお前売り券の引換時にはパスポートの提示が求められるので注意。

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美術館の前売り券用入り口。ちなみに一般向けの入り口は既に行列が出来ていた。

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皆が書いてるがエルミタージュ美術館は広すぎる。全部で400部屋近くある上に元が宮殿でワザと中が迷うように出来てるので、あっと言う間に迷子になりそうだ。

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エルミタージュ美術館の「将軍の間」。このサイズの部屋が10部屋近くある。


エルミタージュ美術館の元皇后の「奥の間」。

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エルミタージュ美術館のルーベンスの一連の絵画を集めた部屋。

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エルミタージュの「ラッファエロの間」。ヴァチカンの部屋から絵画までをそっくり複製したというのが凄い。

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多くの部屋がこんな感じなのでだんだん感覚が麻痺して来る。


エルミタージュの部屋は元宮殿だけあってよく見ると至る所に造作が凝っている。

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The Peacock Clock。機械時掛けで動いて鳴く。

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説明の必要の無いゴーギャンの「果物を持つ女」

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これももはや説明の必要の無いマティスの「ダンス」

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ルノワールの絵画の部屋混み過ぎ。

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エルミタージュ美術館のパブロ・ピカソの絵画の部屋。さすがにガラスカバー付きの絵が多い。

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個人的にはピカソは絵画よりも立体の方が面白いと思う。

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エルミタージュ美術館。一応全部回った筈。冷遇されてるシベリア美術を念の為に早めに回ったのは正解だった。

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September 23, 2013

モスクワ・サンクトペテルブルク旅行記6

7日目(9/9)

月曜日は多くの美術館がお休みなので、聖堂を中心に見て回る。

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血の上の救世主教会。なぜこんな名前なのかと言うと暗殺されたロシア皇帝アレクサンドル2世にちなんで彼が殺された場所に建てられた為。

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ここはWikipediaによるとここは教会というよりは暗殺されたアレクサンドル2世を供養するロマノフ家の施設の色合いが強いため、ソ連崩壊後に教会に返却された後も教会と言うよりは博物館として運営されているそうだ。その為、本来は撮影禁止の所が多い教会としては珍しく内部も自由に撮影できるのはありがたい。

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 昼食にマーシャ・イ・メドヴェーチ(Маша и медведь)と言うロシアの家庭料理が評判のお店で昼食を取る。ここは地元客に人気の店らしいが、ガイドブックに載っているだけあって日本人の団体客の方々と会うことが出来た。客層はやはり50代〜60代の団塊の世代の方が多いようだ。ちょっと話をする機会があったが、ガイドさんが注意する口実に未だにソ連崩壊後の混乱時の様な事をいって脅かすらしい。いろいろアレな所はあるもののもうサンクトペテルブルクなどの観光地では殆ど西側諸国と変わらないどころかむしろ安全なくらいなので、そろそろ怖い所だといって脅すのは止めたほうが良いと思う。
 昼食後はカザン大聖堂に向かう。ここは内部は撮影禁止なので中の写真は無いが、ちゃんと使われている教会だけあって香炉の香りやイコンに接吻する参拝者の姿を見た。ロシアの聖堂に行って感じるのは日本のお寺以上に教会が人々の生活に結びついて居る事だ。どの教会でも人々が礼拝して居るのを見ると厳粛な気持ちになる。同じ思いをしたのはタイのお寺を訪れた時だろう。

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続いて聖イサアク大聖堂に向かう。ここは今も使われている教会なのだが、有名な観光名所だけあって観光バスが凄い数横付けされてた。

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Bus

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聖堂の上は展望台になっていて登ることが出来る


イサク聖堂の展望台からの景観

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聖堂内部

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どうやって建てられたのかを説明する模型。右下に小さく写っている起重機を何人もの人が回して建設資材を持ち上げいく。大きさが判りにくいが右側に小さく写っている階段から大きさを推測して欲しい。

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聖堂内部はとても美しいが、しっかりお土産売り場などもあって「正教の祈りが捧げられる聖堂」とはかけ離れた姿に信者の方は複雑な気持ちらしい。

 それにしてもサンクトペテルブルクの教会を回っていると京都を歩いている気持ちになってくる。どちらも昔は首都で多くの史跡があり、今は観光名所になっているだけではなく、ちょっと建物(ピーテルでは教会、京都ではお寺)を見るだけで参拝料を取られる所も良く似ている。そう言えば京都でもお寺の観光地化が議論をよんでたっけ。

 サンクトペテルブルクは日本よりも緯度が高いこともあって、20時でも十分に明るい。教会を見て回って18時過ぎになったが、NHKのロシア語講座でも出て来た定番の運河クルーズに乗って見る事にした。英語のツアーもあるそうだが露骨に値段が違うのでロシア語のコースを選んだのは言うまでもない。なにせロシア語だとたしか450P(約1800円)なのが英語だと同じコース・時間で600Pもするのだ。因みにピーチェルの運河クルーズ。日本の代理店経由で日本語ガイド付きでも頼めるそうだが、1万円近くてボリ過ぎである。

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運河から見たエルミタージュ美術館

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ピーチェルの運河クルーズ予想以上に良かった。運良く丁度晴れて来たのもありがたい。ただ風が冷たくてかなり冷えるので(羽織るための大きなひざ掛けは貸してくれるが)、冷え性の人はちゃんと対策をした格好で乗るのをお勧めしたい。
クルーズが終わり夕食を食べ終えた頃にはちょうど日も落ちて街のライトアップがとてもきれいだった。

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最後に泊まったホテルの部屋。ホテルは中の上クラスだが、街中に昔の貴族の館や立派な建築が残っていて、多くのお店やホテルはそこを改装して入っているので(ただし一棟丸ごと入っている訳ではなくその中の一部に入居している事が多い)、建物や内装(の一部)はとても立派で格好いい。

Hotel

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モスクワ・サンクトペテルブルク旅行記5

6日目(9/8)

 午前中、エルミタージュ美術館分館となっているピョートル大帝時代の影の支配者と言われたメンシコフ公爵の宮殿を見学する。
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メンシコフ宮殿外観

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正面からは判らないが建物は実はこんなに大きい

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当然中も広大でこうした部屋が幾つもあるのだが、後半訪れたエルミタージュ美術館の前にはこんな部屋はかき消されてしまうことになるのだった

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午後に待ち合わせの予定があった事もあり、大急ぎでまわったので絶対に行ってない部屋があったと思う

午後に現地のKayuchikaさんと合流してお昼を食べたあとウオッカ博物館や中央郵便局などを案内してもらう。現地の方と一緒だと本当に楽で助かりました。

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待ち合わせ場所の宮殿前広場。広すぎ。

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宮殿前広場のシンボル「アレクサンドルの円柱」。背後に見えるのはエルミタージュ美術館。

広大な場所で待ち合わせたので、果たして合流できるか心配だったが、単独行動している東洋人は殆ど居ないから大丈夫と言うアドバイス通り、団体客(多くは中国人)は見かけるものの確かに一人で居る東洋人は殆ど見かけなかった。サンクトペテルブルクは結構歩きやすい街なのでもったいないと思う。

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Русская Рюмочная №1(だったと思う)で食べたオクローシカ。ロシア料理好きの間でも結構好き嫌いが別れるスープなので、一度本場のものを食べてみたかったのだが、さっぱりとした味で悪くない。なんでもオクローシカは結構お店ごとに味付けにばらつきがあるそうなので、美味しくなかったと言う人はきっとハズレのお店だったのだと思う。

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レストランの裏手にあったウオッカ博物館。写真の他にも中世の醸造風景や試飲コーナーも充実している。

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膨大なウオッカの一部。お昼にウオッカを飲んでしまったので残念ながら今回は試飲はパス。

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おまけ、見ての通り

午後はサンクトペテルブルク中心部から西に約29km離れたピョートル1世の夏の離宮「ペテルゴフ」に行く。エルミタージュ美術館の裏手から水上バス(なんと水中翼船!)で約40分程である。有名な観光地だけあって当のロシア人はもとより多くの観光客で賑わっていた。写真を見てもらえば分かるが広大な公園の中に無数の宮殿が立ち並び、噴水や彫刻がずい所にある。すこし多めに写真を貼ったがこれでも一部に過ぎないのだ。
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Hydrofoil2

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Peterhof3

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Peterhof5

Peterhof6

 観光地のペテルゴフで痛感したが、ロシアの物価がどんどん上がってるのを実質する。数年前のガイドブックの値段が軒並み上がっているのだ。あとロシア人もだんだん世知辛くなってきてるのか、ペテルゴフの観光地料金が酷く、なんか何を見るにも金を取られてまるで京都の寺を回ってるようだ(笑)。
 ところでペテルゴフは観光地だけあって至るところで写真を取っている人を見かけたが、ロシア人は日本人に負けないくらい写真好きなのだが、日本と違うのは撮られるのも好きな事だろう。特に女性は撮られる時にモデル顔負けのポーズを普通にする。昨日は6歳ぐらいの女の子が父親にカメラを向けられたらモデルみたいなポーズを取ってて可愛かった。撮る方もアングルに凝ってローアングルからあおったり、寝そべったポーズを上から見下ろしたりとプロ顔負けなのが凄い。

ペテルゴフから市内に戻り、夕食を取る場所をどうしようかと思いながら歩いていたらソヴィエト・カフェと言う店を見つけたので名前に釣られて入って見た。ソ連時代の内装とTVやBGM、伝統的なロシア料理のメニューと期待出来そうだ。
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